ワクリノ特集
テレワーク時代のハラスメント「テレハラ」
2021.03.11
ICT
コロナ禍で多くの企業がテレワークを導入し、新しい働き方が始まりました。
それと共に新しいハラスメントである、「テレワークハラスメント(テレハラ)」、「リモートハラスメント(リモハラ)」が、労働問題になりつつあります。
コミュニケーション方法の変化による新たな問題
これまで対面を中心に行ってきたコミュニケーションが、テレワークによってメールやチャットなどの文字や、ビデオ会議などの画面越しのみになりました。
経験の少ないコミュニケーションの取り方に、ニュアンスのすれ違いや会話が噛み合わなくなるなどして、誤解や負の感情が生じ、それがハラスメントに繋がる場合があります。
例えば次のような行為が、テレハラとされる場合があります。
- ビデオ会議に映り込んだ、部屋の様子や家族について詮索された
- 上司から頻繁にビデオ会議への参加や進捗状況の報告を求められ、業務が停滞した
- 上司からのチャットでの業務指示が一方的で、負担が過大になった
- 上司または同僚から、リモート飲みへの参加を強要された
テレワーク時代の働きやすい環境を作るために
テレハラを防ぐために次のことに注意して、テレワーク時代の働きやすい職場環境を作りましょう。
- パワハラやセクハラと同等のハラスメントであると理解し、対面時以上に言動に気をつけましょう。
- 相手の勤務環境は自分と違うことを理解して、プライベートな詮索をしないなどの配慮をしましょう。
- 1対1でのチャットやビデオ通話は控え、他者をメンバーに加えたり録画して記録を残すなどしましょう。
- 誤解などの解消が困難な場合、対面でのコミュニケーションを取るなど、柔軟に対応しましょう。
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。