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かっこいいオフィス内装の作り方|デザインの重要要素とテイスト別のコツをプロが解説

2025.11.11
オフィス内装

「従業員が誇れるような、かっこいいオフィスにしたい」

「オフィスの移転やリニューアルを任されたけれど、何から手をつければ良いかわからない…」

オフィスの移転やリニューアルのご担当者様の中には、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

近年の働き方の多様化に伴い、オフィスの役割は単なる「作業場所」から、企業の理念を体現し、人材を惹きつけ、従業員の創造性を育む「戦略的拠点」へと変化しています。かっこいいオフィス内装への投資は単なるコストに留まらない、企業の未来を創るための重要な先行投資と考えられます。

この記事では、かっこいいオフィスがもたらす経営的なメリットから、デザインを構成する5つの重要要素、理想の雰囲気を実現するテイスト別の作り方、そして失敗しないための具体的なステップと費用感まで、内装のプロが分かりやすく解説します。

 

目次

かっこいいオフィスを実現するメリット

かっこいいオフィスは見た目がいいだけでなく、ビジネスにもたらす具体的なメリットも多く存在します。ここでは、かっこいいオフィスデザインを採用するメリットを紹介します。

 

メリット1:企業のブランディングと採用力の強化

デザイン性の高いオフィスは、企業の価値や魅力を視覚的に伝える広告塔としての役割を持ちます。エントランスに足を踏み入れた瞬間に感じる空気感、企業の理念が反映された内装デザインは、商談相手やパートナー企業に強いインパクトと信頼感を与えられるでしょう。

さらには、採用活動においてもその効果は絶大です。魅力的なオフィス環境は、求職者にとって「この会社で働きたい」という強い動機付けになります。内定者がSNSで拡散したくなるようなオフィスは企業の認知度向上に繋がり、優秀な人材が集まる好循環を生み出すのです。

 

メリット2:従業員のモチベーションと生産性の向上

従業員が一日の大半を過ごすオフィス環境は、彼らの働く意欲やパフォーマンスに直接的な影響を与えます。快適で機能的なオフィスは従業員の満足度を高め、会社に対する信頼感やエンゲージメントの醸成に繋がります。

例えば、集中したい時は個室ブース、チームで議論する時は開放的なコラボレーションスペース、と業務内容に合わせて働く場所を選べる「ABW(Activity Based Working)」の考え方を取り入れた内装は、生産性を飛躍的に向上させます。ただかっこいいだけでなく、働きやすさを追求したオフィスは、従業員一人ひとりの創造性や集中力を最大限に引き出してくれるでしょう。

 

メリット3:コミュニケーションの活性化と一体感の醸成

企業の成長には、部門を超えたスムーズな連携が不可欠です。意図的に設計されたフィスは、組織の風通しを良くし、新たなイノベーションを生む土壌となります。

例えば、コーヒーを片手に気軽に会話できるカフェスペースや、従業員が自然と集まるマグネットスペースを設けることで、従業員同士の偶発的な出会いが生まれます。こうした場で交わされる何気ない雑談から、新しいビジネスのアイデアが生まれたり、部門間の連携が深まったりすることは少なくありません。気分を高めるオフィスの内装は、組織としての一体感を強め、より強固なチームを築くきっかけを生み出します。

 

オフィスのかっこよさはこれで決まる!内装デザインを構成する5つの重要要素

「かっこいいオフィス」という抽象的なイメージを具体的に形にするためには、デザインを構成する要素を理解することが近道です。ここでは、オフィス内装の印象を決定づける5つの重要な要素を解説します。

 

企業の”らしさ”を物語る「コンセプト」

オフィス内装づくりの最初の、そして最も重要なステップが「コンセプト」の設定です。コンセプトとは、「なぜオフィスを改装するのか」「従業員にどう働いてほしいのか」「社外にどう見られたいのか」といったオフィスの在り方そのものを言語化したものといえます。

例えば、「オープンなコミュニケーションでイノベーションを生むオフィス」というコンセプトを立てれば、壁の少ない見通しの良いレイアウトや、気軽に集まれるスペースの設置といった具体的なデザインの方向性が決まります。このコンセプトが全ての判断基準となり、企業の理念やビジョンが明確に反映された、一貫したデザインのオフィスが実現します。

 

働きやすさを生む「レイアウト・ゾーニング」

レイアウトとゾーニングは、オフィスの機能性と快適性を左右する基礎です。ゾーニングとは、オフィスの空間を用途ごとにエリア分けすることを指します。例えば、企業の顔となるエントランスや受付などの「ウェルカムゾーン」、集中して個人作業を行う「コンセントレーションゾーン」、会議やディスカッションを行う「コラボレーションゾーン」、そして休憩や雑談で心身を休める「リフレッシュゾーン」といったように、明確にエリアを区切ります。

これらのゾーンを、従業員の動線を考慮しながら効果的に配置することで、業務のメリハリがつき、生産性の高い働き方が可能になります。開放感とプライバシーのバランスを考えたレイアウト計画を立てることが、かっこいいだけでなく本当に使いやすいオフィス内装を実現する第一歩となります。

 

空間の印象を決定づける「マテリアル(素材)」

壁、床、天井、家具などに使われるマテリアル(素材)は、空間の雰囲気やグレード感を大きく左右する要素です。同じレイアウトでも、素材を変えるだけで全く異なる印象のオフィスになります。

例えば、木材は温かみや安心感を与え、ナチュラルでリラックスした雰囲気を演出します。また、ガラスは開放感と透明性を生み出し、先進的でクリーンな印象をもたらすでしょう。モルタルやコンクリートの無機質で無骨な質感は、インダストリアルでクリエイティブな雰囲気を醸成しますし、エントランスなどにタイルや石材を用いれば、重厚感と高級感で企業の信頼性を表現できます。これらの素材を巧みに組み合わせることで、コンセプトに沿ったオリジナリティあふれるかっこいい内装デザインが生まれます。

 

心理的効果も操る「カラー(色彩計画)」

色は、人の心理に大きな影響を与える力を持っています。オフィスの色彩計画は、空間の印象をコントロールし、働く人々の気分や集中力を左右する重要な要素です。

コーポレートカラーをエントランスや会議室のアクセントとして取り入れれば、企業のブランディングを強化できます。また、色の持つ心理的効果を活用するのも効果的です。例えば、青色は集中力を高める効果があるため執務室に、緑色はリラックス効果があるため休憩室に、といった形で使い分けることで、それぞれの空間の目的をサポートできます。

 

雰囲気を劇的に変える「ライティング(照明)」

ライティング(照明)は、空間に命を吹き込む最後の仕上げです。照明計画ひとつで、オフィスの雰囲気は劇的に変わります。ただ明るさを確保するだけでなく、光と影をデザインすることで、空間に奥行きと上質なムードをもたらすことができます。

照明計画は大きく分けて3つの要素で構成されます。まず、空間全体を均一に照らし基本的な明るさを確保する「全体照明(アンビエント照明)」。次に、デスクライトのように手元の作業に必要な明るさを補う「作業用照明(タスク照明)」。そして最後に、間接照明やスポットライトで壁や植栽を照らし、空間に陰影とリズムを生み出す「演出用照明(アクセント照明)」です。

特に、間接照明は光源が直接目に入らないため、眩しさを抑えつつリラックスした雰囲気を演出するのに効果的です。かっこいいオフィス内装の多くは、このライティングが巧みに計画されています。

 

理想の雰囲気を見つけよう!テイスト別・かっこいいオフィスの作り方

ここでは、人気のデザインテイストを3つ取り上げ、それぞれの特徴と実現するためのポイントを解説します。

 

スタイリッシュ・モダン|洗練された都市的な空間の作り方

引用元:第90坪 来訪者の期待感を高めるオフィス

モノトーン(白・黒・グレー)を基調とし、ガラスや金属、光沢のある素材を多用することで、知的でシャープな印象を与えるテイストです。無駄な装飾を排した直線的なデザインが特徴で、先進性や信頼性が求められるIT企業やコンサルティングファームなどに人気があります。

このテイストでかっこいいオフィスを作るには、ガラスパーティションで空間を仕切る開放感や、シャープなデザインのシステム家具で統一感を演出するのが効果的です。

 

ナチュラル・カフェ風|リラックスできる居心地の良い空間の作り方

 引用元:好きなときに、好きなひとと、自分らしく、居心地よく過ごせる空間

無垢材のフローリングや木目調の家具、観葉植物などをふんだんに取り入れ、まるでカフェのような温かみと居心地の良さを演出するテイストです。リラックスした雰囲気は、従業員の自由な発想やコミュニケーションを促すため、クリエイティブ系の企業や女性従業員が多い職場に適しています。

デザイン性の高いソファや椅子をリフレッシュスペースに配置することで、リラックスしやすい空間を演出できます。また、自由に座席を選べるフリーアドレスにすることで、従業員同士の自然なコミュニケーションを誘発しやすくなるでしょう。

 

インダストリアル|無骨でクリエイティブな空間の作り方

倉庫や工場をリノベーションしたような、飾らない無骨さが魅力のテイストです。コンクリート打ちっぱなしの壁や天井、むき出しの配管、古材やアイアンといった素材感を活かしたデザインが特徴です。既成概念にとらわれない自由な雰囲気が、デザイン事務所やスタートアップ企業の創造性を刺激します。

このテイストのオフィスを目指すなら、照明は天井にダクトレールを設置し、スポットライトや裸電球のようなペンダントライトを組み合わせるのが定番です。また、ヴィンテージ感のある家具や小物をアクセントに加えると、より一層深みのある空間になります。

 

初めてでも失敗しない!かっこいいオフィス内装を実現する3つのステップ

ここまで解説してきた要素を踏まえ、実際にプロジェクトを進める際の基本的な流れを3つのステップに分けてご紹介します。

 

ステップ1:目的とコンセプトを明確にする

最初に行うべきは、プロジェクトの目的を言語化することです。「採用力を強化したい」「部門間の連携を促進したい」「ブランドイメージを一新したい」など、オフィス移転・改装で達成したい目的を明確にします。この目的が、前述したオフィスの「コンセプト」の土台となり、計画が進むべき方向を明確に指し示してくれます。

コンセプトの決め方が気になる方は、こちらの記事もご覧ください。

オフィス内装におけるコンセプトの決め方!実際の策定事例も解説

 

ステップ2:ゾーニングとレイアウトを計画する

次は、コンセプトを実現するための空間の骨格を作ります。執務室、会議室、リフレッシュスペースといった必要なスペースをリストアップし、それぞれの面積や配置、人の流れを大まかに計画します。この段階で、フリーアドレスやABWなどを取り入れるかどうかも検討しましょう。

 

ステップ3:デザインの方向性を固める

最後に、空間の見た目を具体的に検討します。理想とするオフィスのテイストを決め、それに合わせて壁や床の素材、全体のカラー、照明の種類などを選定します。インターネットや雑誌でイメージに近い写真を集めておくと、内装業者との打ち合わせがスムーズに進められるでしょう。

また、会社によっては提案の際、空間全体のイメージパース(完成予想図)を作成してくれる場合もあります。

パースを確認しながら関係者全員で完成形のイメージを共有することで、細部の認識ズレを防ぎ、理想のオフィスをより正確に形にすることができます。

▼イメージパースの一例

 

概算費用とスケジュールの考え方

最後に、オフィス内装プロジェクトを進める上で欠かせない費用とスケジュールについて、基本的な考え方をご紹介します。

オフィス内装工事の費用は、スケルトンや居抜きといったオフィスの状態、工事の規模、使用する素材、什器のグレードなどが影響します。一般的に坪単価で算出され、簡易的な内装工事であれば坪あたり10万~20万円程度ですが、デザイン性を重視したこだわりの内装工事となると坪あたり50万円以上かかる場合もあります。これは内装工事費の目安であり、この他に設計デザイン費、オフィス家具購入費、インフラ工事費、引越し費用などが別途必要になります。トータルの予算を考慮し、どこに費用をかけるべきか優先順位の決定が求められます。

プロジェクトの計画開始から移転完了までには、一般的に6ヶ月から1年程度の時間が必要です。プロジェクトの中盤以降である設計や工事の期間に修正が入ると、大幅な遅延やそれに伴う費用の増加に繋がりやすいため、スケジュールは期間に余裕を持って組むことが望まれます。

オフィス移転・リニューアルの費用感について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

オフィス内装の費用相場はいくら?内訳やコストを抑える方法を紹介

 

かっこいいオフィスの施工事例

ここではWAKURINOが手掛けたかっこいいオフィスの内装工事事例をご紹介します。

 

事例1:株式会社ゼンリン 様

引用元:好きなときに、好きなひとと、自分らしく、居心地よく過ごせる空間

地図データを活用した事業を展開する株式会社ゼンリン様。博多駅イーストプレイス(旧ゼンリン福岡ビル)を拠点とするゼンリングループ各社が共有できるコミュニケーションスペースをデザインしました。

COMMUNICATION・CONCENTRATE・FLEXIBILITYの3つを軸に、自由な使い方ができるコミュニケーションスペースを構築。リラックスしやすいベンチ席、集中して作業に没頭できるカウンター席、レイアウトを自由に変更可能なマグネットスペースなど、グループ各社の自由な働き方を促進させる空間を実現しました。

 

事例2:セキスイファミエス九州株式会社 様

引用元:空間に"ゆとり"と"いろどり"を

住宅リフォーム・メンテナンス業を営むセキスイファミエス九州株式会社様は、福岡支店のオフィスをリニューアル。「空間に"ゆとり"と"いろどり"を。」をコンセプトに、会社に行きたくなるようなカフェ風のオフィスをデザインしました。

温かみのあるウッドタイルを敷き詰めた執務室は、家具や建具を黒で統一し落ち着きのある空間を演出。窓際に吊るされたペンダントライトが空間に落ち着きをもたらします。

コミュニケーションエリアは個室ブースやカフェ席など、必要に応じて選択できる席を複数設置。全席の家具や建具に取り入れられた、落ち着きのある暗色と木目が、実直な企業カラーの演出にも一役買っています。

 

まとめ

かっこいいオフィスづくりは、企業のブランド価値を高め、従業員のパフォーマンスを最大化し、組織全体の成長を加速させるための戦略的投資と位置づけることができます。移転やリニューアルのプロジェクトを成功に導くには、自社の課題解決に繋がる明確なコンセプトを立て、それを実現してくれる信頼できるパートナーへの依頼が必要です。

かっこいいオフィス内装への移転・リニューアルをご検討の際には、ぜひWAKURINO(ワクリノ)までご相談ください。

 

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この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。
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