ワクリノ特集
オフィス内覧会とは?メリット・デメリット・活用のポイントを解説
オフィス移転を検討する際、「どのオフィスが自社に合っているのか」を判断するのは簡単ではありません。オフィス選びのミスマッチを防ぐ手段として活用されているのが「オフィス内覧会」です。
本記事では、オフィス内覧会の基本的な考え方から、メリット・デメリット、参加時の注意点、内覧結果を選定に活かすためのポイントまでを、オフィスを探している企業向けに分かりやすく解説します。
目次
オフィス内覧会とは
オフィス内覧会は、実際のオフィスを見学し、立地・広さ・設備・雰囲気などを直接確認できるイベントです。
写真や図面だけでは分かりにくい「働くイメージ」や「空間の使い勝手」を体感できるため、オフィス選定の判断材料として活用されています。
オフィス内覧会の主な対象者
オフィス内覧会は、すべての企業に同じ価値をもたらすものではありません。ここでは、内覧会を活用しやすい代表的なケースを紹介します。
オフィス移転・新設を検討している企業
本社移転や支店開設、新拠点の立ち上げなどを検討している企業は、オフィス内覧会は積極的に活用するべきです。実際の空間に足を運ぶことで、社員数に対する適正な広さや、会議室・執務スペースの配置、来客導線などを具体的にイメージできます。
また、周辺環境やビルの共用部、エントランスの印象なども確認できるため、企業イメージや採用活動への影響も含めて総合的に判断しやすくなります。
拡張・縮小などレイアウト変更を検討している企業
人員増加や働き方の変化に伴い、現在のオフィスが手狭になった、もしくは広すぎると感じている企業にも内覧会は適しています。
内覧会では、同規模・異なるレイアウトのオフィスを見ることで、自社に合った面積感やゾーニングのヒントを得ることができます。
「フリーアドレスにした場合の動線」「会議室の適正数」「ラウンジや集中スペースの配置」などを実際の空間を見ながら検討できるため、オフィス作りの成功につながります。
オフィス内覧会のメリット
オフィス内覧会は、単なる「見学の場」ではなく、オフィス選定を効率的かつ納得感のあるものにするための手段です。複数の物件を同じ視点で比較できるだけでなく、実際に働くイメージを具体化できるため、移転やレイアウト変更の判断を後押しします。
ここでは、オフィス内覧会に参加することで得られるメリットを解説します。
短時間で複数物件を比較できる
オフィス内覧会では、同日に複数の物件を見学できるケースが多く、限られた時間の中で効率的に比較検討ができます。立地や広さ、設備条件などを実際に見比べることで、それぞれの違いや優先順位が明確になり、「どの物件が自社に合っているのか」を判断しやすくなります。
通常の個別内覧に比べ、情報収集にかかる時間を大幅に短縮できる点が大きなメリットです。
図面や写真では分からない実際の使用感を確認できる
図面や写真だけでは、天井の高さや空間の広がり、採光、音の響き方などを正確に把握することは困難です。内覧会では、実際にオフィス内を歩きながら、執務スペースの使い勝手や共用部との距離感などを体感できます。こうした「現地でしか分からない情報」を得られることは、入居後のギャップを防ぐことにつながります。
関係者を参加させやすく意思決定がスピーディーになる
オフィス内覧会は、経営層や総務担当者、現場責任者など、複数の関係者が同時に参加しやすい点もメリットです。同じ空間を見ながら意見交換ができるため、認識のズレが生じにくく、その場で方向性を共有しやすいです。
後から情報を伝達する手間が減り、社内での合意形成が進みやすくなることで、意思決定のスピード向上にもつながります。
オフィス内覧会のデメリット・注意点
オフィス内覧会は多くのメリットがある一方で、参加の仕方や判断の進め方によっては、かえって選定を難しくしてしまうこともあります。ここでは、オフィス内覧会に参加する際に注意しておきたいポイントを解説します。
当日の印象だけで判断しすぎない
内覧会では、照明や演出、案内の仕方によって物件の印象が良く感じられることがあります。しかし、その場の雰囲気だけで判断してしまうと、後から「思っていたのと違った」と感じる原因になりかねません。複数物件を見学する場合は特に、記憶が曖昧になりやすいため、写真を撮る、メモを残すなどして記録しておくことが重要です。
事前に自社要件を整理していないと比較しにくい
自社のオフィスに求める条件が曖昧なまま内覧会に参加すると、何を基準に比較すればよいのか分からなくなってしまいます。必須条件、できれば満たしたい条件、妥協できるポイントを事前に整理しておくことで、各物件を同じ軸で評価できます。立地や広さだけでなく、将来の人員増減や働き方の変化も見据えた視点を持つことが、後悔のない選定につながります。
人気物件は早期判断が求められる場合がある
内覧会で注目を集める物件は、複数の企業が同時に検討しているケースも少なくありません。そのため、条件が合えば短期間で判断を求められることがあります。社内での意思決定に時間がかかりすぎると、他社に先を越されてしまうリスクが高まります。
あらかじめ決裁フローや判断基準を共有しておき、いざという時に迅速に動ける体制を整えておくことが大切です。
オフィス内覧会の参加方法と流れ
オフィス内覧会を有効に活用するためには、当日だけでなく事前準備から内覧後の動きまでを一連の流れとして考えることが重要です。ここでは、オフィスを探している企業が内覧会に参加する際の基本的な流れと、押さえておきたいポイントを解説します。
予約〜当日までの準備
内覧会は予約制の場合が多いため、まずは参加申し込みを行います。その際、参加できる人数に制限があるか、写真や動画の撮影が可能かどうか、1物件あたりの所要時間などを事前に確認しておきましょう。特に複数名で参加する場合は、誰が何を見るのか役割を分けておくと、当日の確認漏れを防ぐことができます。また、当日の集合場所や入館方法、持ち物の指定がある場合もあるため、事前案内には必ず目を通しておくことが大切です。
内覧前に整理しておくべきこと
内覧会に参加する前に、自社の条件をある程度整理しておくことで、物件ごとの評価がしやすくなります。具体的には、希望する立地やエリア、必要な面積や想定人数、予算感、入居希望時期などを明確にしておきましょう。すべての条件を満たす物件は少ないため、「絶対に譲れない条件」と「調整可能な条件」を分けて、現実的な視点でオフィスを選定してください。
内覧当日に確認すべきチェックポイント
当日は、図面や写真では分からない点を意識的に確認することが重要です。執務スペースの使い勝手や動線、天井高や採光、空調の効き方、共用部の雰囲気などは、実際に現地でしか判断できません。また、周辺環境や最寄り駅からの導線、来客時の印象なども確認しておくと、入居後のイメージが具体化します。気になる点はその場で質問し、後回しにしないことがポイントです。
内覧後の社内共有と比較検討の進め方
内覧が終わったら、できるだけ早く社内で情報を共有しましょう。写真やメモをもとに、各物件の良かった点・懸念点を整理し、共通の評価軸で比較することが重要です。参加者それぞれの視点を持ち寄ることで、見落としていたポイントに気づけることもあります。
最終判断に向けては、条件面だけでなく、自社の働き方に合っているかという視点で検討を進めることが、納得感のあるオフィス選定につながります。
オフィス内覧会で失敗しないための事前準備
オフィス内覧会は、短時間で多くの情報を得られる一方、準備不足のまま参加すると「なんとなく良さそう」と判断してしまい、後悔につながることもあります。内覧会を有意義なものにするためには、参加前の整理と、内覧後を見据えた準備が欠かせません。
「自社に合うオフィス像」を明確にして参加する
内覧会に参加する前に重要なのは、「自社にとって良いオフィスとは何か」を言語化しておくことです。
たとえば、社員同士のコミュニケーションを重視したいのか、集中できる執務環境を優先したいのかによって、評価すべきポイントは大きく変わります。
また、現在の人数だけでなく、数年後の組織規模や働き方の変化も想定しておくことで、短期的な視点に偏らない判断がしやすくなります。
「今の不満を解消するオフィス」なのか、「将来の成長に対応できるオフィス」なのかを整理したうえで内覧に臨むことが、失敗を防ぐコツです。
評価基準を揃えて内覧結果を整理する
複数の物件を内覧すると、印象や記憶が混ざりやすくなります。そのため、あらかじめ評価基準を揃え、同じフォーマットで記録することが重要です。
たとえば、「立地・アクセス」「面積・レイアウトの柔軟性」「設備・共用部」「コスト感」「第一印象」といった項目を用意し、各物件ごとに簡単なコメントや点数を残しておくと、後から比較しやすくなります。
写真や動画を撮影できる場合は、同じアングルやポイントを意識して記録すると、社内共有の際にも伝わりやすくなります。
オフィス内覧会後にやるべきこと
オフィス内覧会は「見て終わり」ではありません。内覧後の整理と意思決定プロセスを丁寧に行うことで、内覧会の価値が大きく高まります。ここでは、内覧会後に必ず押さえておきたいポイントを解説します。
社内関係者からの意見収集と整理
内覧に参加した社内関係者からは、できるだけ早いタイミングで意見を集めることが重要です。時間が経つと印象が薄れ、物件同士の違いが曖昧になってしまいます。
意見を集める際は、「良い点」と「懸念点」を分けて整理すると、感想ベースに偏らず建設的な議論につながります。たとえば、立地や雰囲気は高評価でも、動線や会議室数に不安があるなど、評価の軸ごとに整理することで課題が明確になります。
参加できなかった関係者にも写真やメモを共有し、意見をもらうことで、意思決定の納得感を高めることができます。
候補物件の優先順位付けと次のアクション検討
意見を整理したあとは、候補物件に優先順位をつけていきます。その際、「必須条件を満たしているか」「妥協できる点は何か」を基準に評価すると、感覚的な比較を避けやすくなります。
優先度が高い物件については、追加の内覧や詳細条件の確認、見積もり取得など、次のアクションを具体化していきます。人気物件の場合は判断を急ぐ必要があるため、社内の意思決定スケジュールもあらかじめ共有しておくことが大切です。
内覧会の結果をオフィス選定に活かす方法
内覧会で得られる情報は、オフィス選定における重要な判断材料です。ただし、印象や感想をそのままにしておくと、時間の経過とともに記憶が曖昧になり、最終判断に活かしきれなくなってしまいます。
内覧会の結果を有効に活用するためには、得られた情報を整理・可視化し、客観的に比較できる状態にすることが欠かせません。
まず、内覧時に感じた「良かった点」「気になった点」を評価軸ごとに整理します。立地、広さ、レイアウトの自由度、共用部の使いやすさ、将来の拡張性など、事前に設定した自社要件と照らし合わせましょう。
次に、複数物件を同じフォーマットで比較することが重要です。評価基準を統一することで、「なぜこの物件を選ぶのか」「なぜ別の物件を見送るのか」が社内で共有しやすくなり、合意形成もスムーズになります。
内覧会の結果を単なる感想で終わらせず、選定プロセスに落とし込むことで、納得感のあるオフィス選びにつながります。
オフィス内覧会をより効果的に活用するには内装デザイン会社の同行がおすすめ
オフィス選定では、物件の比較だけでなく、
- ・適正面積
- ・賃料相場
- ・交渉条件
など専門的な判断が必要になります。
また、レイアウトの自由度や内装工事の可否によって、移転後の使いやすさや追加コストも大きく変わります。
内覧会の際に内装デザイン会社に同行してもらうことで、レイアウトの実現性や必要な工事内容をその場で確認でき、より適切なオフィス選定が可能になります。
ワクリノでは、オフィス内覧時の同行サポートを【無料】で行っております。
専門的な視点から物件の評価やレイアウトのご提案が可能ですので、オフィス移転をご検討の際はぜひご活用ください。
まとめ|オフィス内覧会を自社に最適なオフィス選定につなげるために
オフィス内覧会は、短時間で複数物件を比較し、実際の使用感や働き方を具体的にイメージできる貴重な機会です。一方で、事前準備が不十分なまま参加すると、当日の印象に左右され、判断を誤ってしまう可能性もあります。
内覧会を有効に活用するためには、自社にとっての必須条件や理想のオフィス像を整理したうえで参加し、内覧後は評価基準を揃えて情報を整理・比較することが重要です。また、社内関係者の意見を早めに集約し、次のアクションにつなげることで、意思決定のスピードと納得感を高めることができます。
オフィス内覧会を単なる見学で終わらせず、選定プロセスの一部として活用することで、自社の働き方や将来の成長に合ったオフィス選びが実現しやすくなるでしょう。
「ワクリノ」
お電話:050-5785-7200(受付時間9:00〜17:00)※土/日/祝以外
メール:こちらより24時間ご相談を受け付けております。
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。


