ワクリノ特集
はじめてのRPA開発物語④~「もっと力が欲しい…」~
こんにちは。開発担当の橋本です。
今回は、RPAの手軽さゆえ、ぶつかった壁についてのお話です。
※はじめから読みたい方はこちら→はじめてのRPA開発物語①
プログラミング未学習でも扱える手軽さの反面…
RPAは「プログラミングを学んだことがない人でも出来る」というのが大きい特徴でしたね。
人間が業務で行うであろう動きがあらかじめパーツとして登録されているため、プログラミング言語を学習せずとも、RPAを作り上げることができます。
しかし一方で、その手軽さゆえ「痒いところに手が届かない」という場面に出会うことがあります。
既存のパーツでは、業務に対応しきれないときがあるのです。
細かい設定はプログラムが必要な場合もある
例えば、計算式を範囲設定したい時ってありますよね。特に、RIGHT関数やVLOOKUP関数など、「ここからここまで数式を入力したい!」と思い、設定したことがある方も多いと思います。
そんな時に、RPAでは1つのセルにしか数式を設定できないのです…(※)。
※ すべてのRPAツールがこの操作が出来ないとは限りません。また、弊社が使用しているRPAツールも今後のアップデートで操作できる可能があります。
「何とか出来ないものか…」とWebサイトで調べるも、「既存のパーツでは出来ません」という回答ばかり。
そして、その回答の後に続く言葉は、「自分でプログラミング出来れば実現できますよ」…。
文系出身の私は、プログラミング言語とは無縁の人生でした…。
「実現する方法はわかるのに、自分で実行する力がない」。
そういう場面に遭遇するたび、悔しい気持ちでした。
プログラミングを本で学習することに
そこで、私はプログラミングを学ぶことにしました。
弊社で使用しているRPAは、VBS(Visual Basic Script)というプログラミング言語で動いています。
Excelマクロで使用されているVBA(Visual Basic for Applications)に近い言語です。
今回プログラミングを学習するにあたり、『立山秀利(2012),入門者のExcel VBA 初めての人にベストな学び方 講談社』という本を選びました。
(こちらの本は大変わかりやすくオススメです!)
そして、一週間ほど学習し、RPAを見てみると…。
「読める…っ!読めるぞ…!!!」
今まで、何となくでしか読めなかったプログラムを、意味を持って読めるようになりました!
気軽に開発できるRPA、学びを深めると開発の幅が広がる
それ以降は、「こういう風に出来たら良いな」というイメージを実現できるようになりました。
RPAは、プログラミング言語を学んだことがない方でも気軽に開発できる優れたツールです。
ですが、学びを深めていくうちに「もっとこういう風に出来ないのかな」という欲がでてきます。
その時、プログラミング言語を操ることが出来れば、自分のやりたいことをさらに実現出来るツールでもあるのです。
それが出来るようになると、RPAの世界はまた一歩、大きく広がります。
そうすれば、自分自身のレベルアップだけでなく、お客様の要望にもさらにお答えできるようになるかもしれませんよ!
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。