ワクリノ特集
はじめてのRPA開発物語① ~「データがない!」~
こんにちは。開発担当の橋本です。
前回は、「RPAとは何か?」という内容でコラムを書きました。 今回は、開発未経験の私がRPAを作った時の体験を綴っていこうと思います!
◎前回の内容はこちら⇒ロボットと一緒に働いています!
文系・開発未経験からRPAの開発担当に
RPAの大きな魅力として、「プログラミング言語を知らなくても、パズルのように組み合わせて開発できる」ことが挙げられます。 かく言う私も、高校・大学と文系でした。ただ、「パソコンが好き」「大学で統計学を勉強していた」こともあり、初めてRPAに触れたときも、そう抵抗感がなかったのを覚えています。
しかし、油や電力の新規契約先を登録する業務(マスタ管理業務)を担当してみると、一気に難易度が跳ね上がりました。やってほしいことと違う動きをする、バックアップを忘れる、テストが不十分…。いろいろな課題に四苦八苦しながらも、リリース日を迎えました。
四苦八苦の末に完成したRPAをスタートするも…
リリースの日、「うまくいきますように…。とりあえず最後まで動きますように…。」と祈るような気持ちでした。今もリリース日は緊張しますが、当時は緊張だけでなく、とにかく不安でした。
そんな中、RPAがスタート。Excelファイルの必要なデータを読み取り、あとはマスタ管理システムへ入力・登録するだけでしたが…。
「画像が見つかりません。」とエラーが出ました。
「あれ?」と思い、RPAを確認します。 中身を見ると、RPAに設定したはずの画像データが全て消えていました。真っ白です。私の頭も真っ白になりました。
どうしてデータがないの?データがないと全然動かない…。今からデータを集めなおし?何をすればいい…?パニックでしたが、猛スピードでデータを集めなおしました。かなり必死でした。お昼を抜き、復旧に努めました。
多くの失敗を経て今では品質の高いRPAを提供
無事にデータを集めなおし、かなり甘いところはあったものの、全く動かないという事態は避けられました。 今振り返ると、もっと事前準備をしておけば、避けられた自体だったな~と思います。
こういった失敗を繰り返し、今では初めて稼働するプログラムもかなり安定して動かすことが出来るようになりました。
人に代わり、様々な業務を自動で行ってくれるRPA。
とても便利で賢いソフトですが、その実態は開発チームが頭を悩ませ、出来たことを喜び、またエラーでつまずくことを繰り返した産物なのです。
これからも、社内メンバーやお客様に品質の高いRPAを提供できるように、日々技術を磨いていきたいと思います。
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。