ワクリノ特集SPECIAL COLUMN
オフィスの音対策は万全ですか?
ウィルス感染対策として大企業だけでなく中小企業でもテレワークの推進が一気に進み、移動や接触をミニマムにするリモートワークが引き続き注目されています。
それに伴い在宅勤務をはじめとして、サテライトオフィス、シェアードオフィス、コワーキングスペースなど、様々な場所で働くワーカーとオフィスで働くワーカーをテレビ会議でつないだり、WEB商談やお電話など「非接触」で連絡をとる機会が増えてきています。
その一方で、オフィスのオープン化やフリーアドレス化が進み、ハイパーティションに囲まれた会議室が減少傾向にあります。
そこで課題となるのが「コミュニケーションと音」の問題です。
オープンなオフィス空間でビデオ会議システムを利用する場合、利用者は周りの声が気になる一方で、周囲の座席ではスピーカーから発生する音をうるさく感じています。
オフィスにおける「音問題」
- web商談が増えたが、商談用の会議室が足りていない
- 取引先に電話する際に、周囲の音や話し声が気になる
- 会議の内容が外に漏れるのが心配
- 電話や話し声がうるさくて、作業に集中できない
- 部下との1対1ミーティングをしたいが、会議室だと密室性が高すぎる
オフィスには様々な業務をする人がいるため、オープンオフィスにおける「音」は時にワーカーの生産性を下げてしまうことになりかねません。
基本的なオフィスの音対策は「遮音」「吸音」「マスキング」の3つ
比較的手軽にコストを抑えて3つの音対策が構築できる「個室ブース」が注目されています。
イデックスビジネスサービスではお客様へ架電するチームが編成されたのですが、自席で架電すると周りの音や話し声が気になって、会議室に移動して架電していました。
もちろん会議室の数には限りがありますので、自席で架電するしかないケースも増えてきていました。
そこでIbsではローパーテーションの個室ブースを実際に使ってみました!
実際に使用した個室ブースのパネル内外で聞こえる音は?
今回試したのはイナバインターナショナルさんの個室ブース「YURT(ユルト)」
こちらのブースにYAMAHAさんの音環境製品を設置して音漏れをマスキングしました。
ローパーティション「YURT」吸音性能の実証実験結果
オープンなオフィス空間に固定タイプと可動タイプの「YURT」ブースを設置し、それぞれのブースにおいて、パネル内外で聞こえる音の測定を実施しました。
その結果、パネル外で聞こえる音の測定(測定方法A)において、固定タイプでは音圧で約70%、可動タイプでは約40%の差が測定されました。
対してパネル内で聞こえる音の測定(測定方法B)では両タイプにおいて約40%の差が測定されました。
このことから、オープンなオフィスでのYURTの吸音性能が実証されました。
実際に社内で「YURT」を使った人の感想は??
- 近くに人がいても話し声や音がマスキング音で気にならなかった
- 180度囲まれているため視界も遮られて集中できた
- マスキング音が使う人によって調整できるのがよかった
- ブース近くに座っている人からは「いつ電話したのかわからなかった」と言われました
今回試したのは1人用ブースですが、それぞれのオフィスの課題解決に対応する様々なタイプの個室ブースがリリースされています。
あなたの業務や会社のスペースに最適な個室ブースはどれですか?
オープンオフィスの音対策、個室ブースでさらに働きやすく!
ワークスタイルを進化させてみませんか?
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。