ワクリノ特集SPECIAL COLUMN

イメージが決まるオフィスエントランス!役割と押さえたい6つのポイント

2022.09.28
オフィス エントランス

オフィスのエントランスは、来訪者が初めに訪れる場所。
「企業の顔」といわれるほど重要視されています。

しかし、ただ単におしゃれにすればよいのではなく、エントランスとしての役割を担いつつ、企業アピールができるようにしなければなりません。
また使いやすさも重要です。

今回はオフィスエントランスの役割や押さえるべきポイントについて詳しくご説明します。
おしゃれなオフィスエントランスの実例もご紹介します。



オフィスエントランスを重要視する3つの理由

オフィスのエントランスは、オフィスを訪れた人が一番初めに利用する空間です。
オフィスデザインを考えるうえで、もっとも重要視する部分といっても過言ではないでしょう。

なぜここまでオフィスのエントランスは重要視されるのでしょうか?
その理由を3つご説明します。


会社の第一印象となる

来訪者が一番初めに訪れるエントランス。
エントランスで得たイメージが、そのまま会社の第一印象につながります。

つまりエントランスの居心地が悪かったり、企業イメージとかけ離れたデザインであったりすると、会社にとってマイナスイメージになる恐れがあるのです。

一度与えてしまった第一印象は、そう簡単に払拭できるものではありません。
今後の取引にも大きな影響を与えるでしょう。

そのため快適な空間を作り出せるよう、デザインや設備に気を配らなければなりません。


ブランディングとなる

エントランスは単に会社の「顔」として機能するだけではなく、効果的に利用すれば企業イメージの向上につながります。

製品を展示したり、サービスについて提示したりすれば、来訪者に会社の魅力を伝えられるでしょう。
またコーポレートカラーを取り入れたり、企業イメージを表現したりできるデザインなど、工夫すればブランディング効果が期待できます。


社員のモチベーションに影響する

エントランスを利用するのは、来訪者だけではありません。
もっとも利用するのは、働く社員でしょう。

こだわりのあるエントランスは、オフィス空間全体への満足度向上につながります。
また企業理念を体現したり、企業イメージを表現したりするエントランスであれば、無意識のうちに社員が企業理念やイメージを意識しやすくなります。

社員全体の意識統一につながるだけでなく、モチベーションにも影響を与えるでしょう。



【実例】おしゃれなオフィスエントランス3選

ここからは、おしゃれなオフィスエントランスへとリノベーションした3つの事例をご紹介します。
企業ごとにまったく異なるエントランスとなっており、どのようなイメージを抱いてもらいたいのかがよくわかるデザインばかりです。
ぜひオフィスエントランスを考慮する際の参考にしてください。


企業イメージを打ち出した来訪者の期待感を高めるオフィス


プロジェクト概要

社名

日本プライ株式会社 様

坪数

299㎡/90坪

事業内容

自動車関連部材品等の企画販売

施工期間

30日(準備期間:4か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、オフィス家具、建築内装工事、設備工事、引っ越し

来客スペースは、日本プライ様の企業イメージに合ったデザインを設計しました。
来訪者に魅力的な企業イメージを浸透させ、信頼度アップにつなげます。

企業イメージに合ったデザインとモノトーンな空間にしたエントランス。
展示スペースも設け、自然に来訪者へ企業アピールできるよう工夫しています。
エントランスのすぐそばに応接室を設置し、スムーズに来訪者を案内できるように動線を考慮しました。

このほかに執務スペースや会議室など、さまざまな工夫を取り入れた働きやすいオフィスになっています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「90坪 来訪者の期待感を高めるオフィス」をご覧ください。


ガラスのパーティションで採光にもこだわったエントランス


プロジェクト概要

社名

株式会社ファビルス 様

坪数

60㎡/18坪(エントランス・応接室)

事業内容

建築物環境衛生総合管理業

施工期間

5日(準備期間:3か月)

施工内容

間仕切り工事、オフィス什器、OAフロア、内装工事、電源工事

来客用エリアであるエントランスから応接室兼会議室までリノベーションしました。
重厚感のある既設エントランスに合わせて、オフィス家具と内装は木目を基調にデザインしています。

パーティションのフレームはエントランスの雰囲気に合わせて木目のシート張りを施工。
フォグラスシートでガラスにぼかしを入れ、採光にも配慮しています。
重厚感がありながら、明るい雰囲気のエントランスになりました。

ほかに使用されていなかったスペースを、応接室兼会議室へとリノベーション。
パーティションをうまく使い、セキュリティや感染対策にも考慮しながら、集中して業務に取り組めるような工夫もしています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「18坪 スペースを有効活用した来客エリアのリノベーション」をご覧ください。


モルタル仕上げの都会的な印象を与えるエントランス


プロジェクト概要

社名

有限会社アドファクトリーハーツ 様

坪数

132㎡/40坪

事業内容

広告宣伝全般に関する企画戦略立案、広告制作

施工期間

30日(準備期間:6か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、造作家具、建築内装工事一式、設備工事一式

現代風にアレンジされた土間(DOMA)が来訪者をお迎えします。
モルタル仕上げでスタイリッシュな空間を演出しています。
来訪者に都会的なイメージを与えられるようにデザインしました。

そのすぐ先には応接室兼会議室が設置され、来客をスムーズに案内できるよう考慮しています。
すりガラスの間仕切りを使用し、採光を確保するとともに空間の広がりを感じられるようにしました。

このほかに木目の創作家具をふんだんに使ったワークスペースなど、さまざまな工夫を凝らしたオフィスへとリノベーションしています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「40坪 オフィス空間フルリノベーション」をご覧ください。



オフィスエントランスの役割

会社の「顔」ともいわれるオフィスエントランス。
しかし、おしゃれさだけに気を取られてはなりません。
オフィスのエントランスとして十分機能したうえで、会社をアピールできるデザインや設備でなければならないのです。

そこでオフィスエントランスが担う役割について、詳しくご説明します。


受付・カウンターとしての機能

来訪者が会社へ来られたとき、訪問目的にあわせて案内を行います。
受付は大きくわけて「有人」と「無人」のいずれかのタイプに分けられるでしょう。

有人の場合はスタッフが対応しますが、無人の場合はタブレットやタッチパネルなどが設置され、来訪者が自ら操作します。

オフィスのエントランスを無人化すると、受付にまつわる業務や人件費の削減につながります。
デジタル化を進めたい場合や近代的な印象を来訪者へ与えたい場合など、会社のイメージと結びつけることも可能です。

しかしシステムが使用しにくいと、会社のイメージダウンにつながりかねません。
導入するシステムは、操作性と利便性の高いものをよく吟味して選びましょう。

また弁護士事務所など、不安を抱えたクライアントが多く来訪される場合は、有人の受付の方が安心して利用できることもあります。

会社のカラーや事業内容によって、受付に最適な機能の形態は異なります。
どのようなタイプの受付がよいのか、会社にあわせて考えるとよいでしょう。


待合室としての機能

エントランスに十分なスペースがあれば、待合いや打ち合わせの場としても利用可能です。

心地よく使用できるようソファやテーブルを置いたり、企業イメージに合ったBGMを使用したり、さまざまな工夫ができます。
アロマディフューザーを置いて、リラックスできるアロマで来訪者をお迎えしてもよいかもしれません。

来訪者が快適だと感じられるように、エントランスからおもてなしの気持ちを伝えましょう。


展示スペース

エントランスはパンフレットや自社商品、サービスに関するパネルなどを展示するスペースとしても活用できます。
来訪者がエントランスに到着し案内を待つ間、エントランスに置かれているものへ視線は移動するでしょう。

このときから商談は始まっています。
自社製品を上手にアピールできるように展示できれば、その後の商談もスムーズに進められるのではないでしょうか。

来訪者の視線を展示スペースへと誘導するため、家具や設備にも気を配りましょう。
展示物を際立たせる家具であったり、展示物の種類を変えるときに手間のかからないものを選んだり、見た目だけでなく使い勝手もよいものを選ぶとよいです。


感染対策やセキュリティ対策の第一関門

個人情報や企画のアイディアなど、外部へ漏れてはいけない機密情報も会社内では扱っています。
これらの情報が外部へ漏れないよう、セキュリティ対策の第一関門としての機能もエントランスは担っています。

怪しい人物が安易に社内へ入って来られないようにすることはもちろん、来訪者がほかの来訪者との商談内容を耳にしたり、社員同士のやり取りが聞こえたりしないように工夫しましょう。

また最近は、感染対策も非常に重要視されるようになりました。
社員の健康と安全を守るため、消毒用アルコールや体温測定器の設置、受付カウンターにアクリル板を設置するなど、必要な対策を行いましょう。



オフィスエントランスをデザインするときのポイント6つ

オフィスのエントランスの重要性や役割についてご説明してきました。
では、おしゃれで使い勝手のよいエントランスにするため、何に気をつけてデザインすればよいのでしょうか?

ここではオフィスエントランスをデザインするとき、ぜひ押さえてもらいたい6つのポイントについてご紹介します。


デザインやカラーを統一させる

会社と関連したエントランスのデザインやカラーにするとよいでしょう。
エントランスが来訪者へ与える印象は、会社の第一印象と直結します。

そのため来訪者が感銘するほどおしゃれで独創的なエントランスデザインであっても、会社のイメージと異なったものでは大きな効果は期待できないでしょう。
なるべく会社のロゴやコーポレートカラーを取り入れると、会社のイメージと統一感が出ます。

逆に、今までの会社に対するイメージを払拭したい場合もあるでしょう。
その場合は新しいコンセプトに合わせたデザインやカラーを採用することで、来訪者だけでなく社員にも新たな方針について効果的に伝えられます。

会社に対してどのようなイメージを持ってもらいたいのか考慮したうえで、デザインとカラーを決めましょう。


ブランディングを考慮する

会社をアピールする場として、エントランスを活用しましょう。
自社製品を展示したり、サービス内容について説明したパネルを設置したり、動画を用いたり、さまざまな方法でアプローチできます。

また会社と関連性の高い素材があるのであれば、ロゴや受付・配置する家具などさまざまな部分にアクセントとして取り入れるのもおすすめです。
ブランディングの一環としてエントランスに利用できるものがないか、会社の独自性を表現できないかをしっかり考えてエントランスをデザインしましょう。


照明にこだわる

照明によって空間のイメージは大きく変わります。

同じ部屋でも、オレンジ系の照明を使えばあたたかな空間に、青白い照明を使えば清潔感のある空間を演出できます。
またダウンライトにしたり、間接照明を使用したりするなど、どの種類の照明を使用するかでエントランスの雰囲気は異なるでしょう。

照明としての機能性も重視しながら、空間を演出する一つのアイテムとして照明選びにはこだわってみてください。


ゾーニングや動線を意識する

来訪者と社員の動線はなるべく分けるようにしましょう。
頻繁に社員が行き来していると、来訪者が使いづらいと感じる可能性があります。

またエントランスから応接室や会議室など、来訪者が利用するスペースまでの道のりは複数あるとよいです。
思わぬアクシデントが発生して、1つの経路が使用できなくなったとしても、別の経路を使用して来訪者へ対応できるため安心です。

さらに、エントランスはオフィス内のゾーニングも考慮して設計できるとよいでしょう。
ゾーニングとは、空間をテーマや用途に分けて考えることです。
受付や応接室・会議室・執務室・休憩スペースなど使用用途に合わせて分類し、それぞれの機能や関連性を考慮しながら配置します。

応接室や会議室など、来訪者が使用するエリアをエントランスに近い場所に配置すれば、来訪者をスムーズに案内できます。
また来訪者の対応をすることが多い部署をエントランスに近い場所へ配置するなど、来訪者の待ち時間をなるべく減らす工夫もできるでしょう。


快適に過ごせるよう工夫する

来訪者がエントランスで抱く印象は見た目によるものだけではありません。
使いやすさや居心地のよさも大きな影響を与えます。

会社のイメージ通りのおしゃれなエントランスであっても、使いづらいものであればあまりよい印象は得られないでしょう。
誰もが使いやすいシステムや設備を導入したり、快適に過ごせるように家具にこだわったり、居心地のよい空間を作れるよう工夫しましょう。

その際、もっとも大切なのは「おもてなしの心」です。
来訪者を歓迎する姿勢を、エントランスのデザイン設計時から積極的に表していきましょう。


セキュリティ対策をする

エントランスの重要な機能であるセキュリティ対策。
外部の人間がオフィスへ入ると、重要な情報が外部へ漏れる恐れがあります。
個人情報や顧客情報などが漏洩すると、実質的な損害だけでなく、会社の信用にも大きな影響を与えるのです。

ICカードを用いたオフィスへの入退室管理など、システムを活用しながらセキュリティ対策はしっかり行いましょう。

またオフィス内の会話がエントランスに漏れ出さないようにしましょう。
会議や商談内容、社員同士の会話がエントランスまで聞こえてしまうと、そこから機密情報が流出する危険性があります。
エントランスから遠い位置に執務スペースを配置したり、遮音性の高い材質を使用したりするなどの工夫をしましょう。



オフィスエントランスを改装するときに必要な費用

エントランスの改装をするためには施工費用のほかに、配線工事費用やシステム導入費用・設計費用などさまざまな費用がかかります。
施工や配線工事に必要なコストは、だいたい坪単価10~20万円です。
しかし使用する材質やデザインによって費用は大きく変動します。

またどのようなシステムを導入するのかによっても、必要なコストは異なります。
システムはセキュリティや利便性に影響を与える重要なファクターとなるため、予算を考慮しながら十分吟味して決めましょう。



オフィスエントランスの改装で気をつけること

オフィスのエントランスについてお話してきましたが、エントランスを改装する際に気をつけなければならないことがあります。
満足のできるすばらしいエントランスにするため、これからご説明するポイントについて注意してください。


物件の構造や契約を確認する

オフィスが入っているビルによって、工事できる範囲が細かく定められていることがあります。
そのため、思い描いていたエントランスのイメージ通りに改装できないこともあるのです。

どの範囲まで工事ができるのか、デザインを設計する前にビルの管理会社やオーナーに確認しておきましょう。


デザインにこだわりすぎない

会社の第一印象となるエントランス。
こだわったデザインにしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかしデザインにこだわりすぎて、セキュリティ面が疎かになったり、利便性が悪くなってしまったりしてはなりません。

デザインにこだわりつつ、機能面も損なわないように慎重に検討しましょう。


賃貸の場合は退去時のことも考慮する

将来オフィスの移転を考えている場合、退去する際に原状回復工事を行わなければならない場合があります。
原状回復工事は、入居時と同じ状態に戻すことです。

そのため大規模な改装工事を行うと、原状回復工事にかかる費用が高くなる可能性があります。
原状回復工事のことも考慮したうえで、どのようなエントランスにするか決めていきましょう。



オフィスエントランスのリノベーションは信頼できる業者にお願いしよう

オフィスのリノベーションをするうえで、業者の選定はとても重要です。
どの業者に依頼するかで、リノベーションが成功するかどうか決まると言っても過言ではありません。

複数の業者に見積もりを取り、比較しながら決めるとよいでしょう。
その際、金額だけではなく「商品の質」や「施工のレベル」「デザイン性」「レイアウトの内容」など、総合的に判断することが大切です。

やり取りも含め「良好な関係を築けるのか」「実績はあるのか」などを見て、信頼できる業者を選びましょう。

「ワクリノ」は年間200件にのぼるオフィスの悩みを解決してきた実績があります。
移転から家具・レイアウトまでワンストップで対応しています。

物理的なオフィスリノベーションだけでなく、ICTを活用したオフィスリノベーションもご提案可能です。
リノベーションを考えている方は、ぜひ「ワクリノ」へお気軽にお問い合わせください。



まとめ

オフィスのエントランスは「会社の顔」と呼ばれるほど重要なエリアです。

会社をアピールできるよう、デザイン面だけでなく機能面も考慮して設計しなければなりません。
そのため、信頼できるパートナー選びはとても重要です。
実績を見つつ、良好な関係が築けるのかしっかり考慮して業者の選定を行いましょう。

エントランスを設計するうえで大切にしたいのは、利用者に対する「おもてなしの心」です。
エントランスを利用する人が「心地よい」と感じられる空間作りを心がけましょう。

この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。

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