ワクリノ特集SPECIAL COLUMN

オフィスパーティションのデザイン5選!種類ごとに特徴をご紹介

2023.04.04
オフィス内装

「オフィスパーティションを設置したいけど、どのようなデザインがあるのかな?」
「オフィスパーティションにはどのような種類があるの?」
パーティション設置を検討している方の中には、このような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?

パーティションといっても、高さや重さなどさまざまな種類があります。
それぞれ特徴があり、目的に合わせて選ばなければなりません。

この記事では、おしゃれなオフィスパーティションデザインの事例やパーティションの種類ごとの特徴、メリットとデメリットについて詳しくご紹介します。
最適なパーティションを選ぶため、ぜひ参考にしてください。

 

おしゃれなオフィスパーティションのデザイン事例5選

オフィスパーティションを利用してリノベーションした事例5つをご紹介します。
おしゃれなオフィスパーティションを最大限活用し、オフィスの雰囲気に合ったデザインをご提案しています。

 

ガラスパーティションで開放感のあるオフィス

プロジェクト概要

社名

株式会社MADO 様

坪数

26.45坪

事業内容

クリエイティブコンサルティング事業 ブランディング事業 広告事業 WEB事業

施工期間

1日(準備期間:3か月)

請負箇所

物件探し、エントランス、ミーティングスペース(会議室)、家具納入

施工内容

オフィス家具、内装工事、LAN・電気工事

狭さを感じさせないよう、ガラスパーティションを使用しています。
継ぎ目にアルミやスチールの柱を使用しないタイプのパーティションを用いて、シンプルでデザイン性の高い空間にしました。

シンプルかつ機能性を持たせたオフィスを実現。
費用をかける部分にメリハリをつけ、デザイン性の高い仕上がりとなっています。

こちらのオフィスは物件探しからご提案しています。
デザイナーが集中して作業できるレイアウトや、余計なイメージを与えないシンプルな家具の選定など、クオリティの高いオフィスづくりを行いました。
さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「26.5坪 シズルを感じるデザイン事務所」をご覧ください。

 

パーティションの上部をオープンにして圧迫感のない空間

プロジェクト概要

社名

弁護士法人セラヴィ 様

坪数

70㎡/22坪

事業内容

弁護士事務所

施工期間

5日(準備期間:3か月)

施工内容

オフィス家具、間仕切り、電気・モニター設置工事、引っ越し、機密書類の廃棄

弁護士事務所っぽさを感じさせない、落ち着いた雰囲気のオフィスをご提案しています。
相談室には、パーティションの上部がオープンになっているランマありのスチールパーティションを使用しました。

圧迫感のない空間を演出するとともに、空調や消防設備の移設を不要にすることでリノベーションにかかるコストを削減。
予算に合わせて最適なプランを提供しています。

また、エントランスには大きなガラスを採用したパーティションを設置。
明るく、開放感のあるスペースになりました。
堅苦しい雰囲気にならないよう、黒を基調とした落ち着いたオフィスとなっています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「22坪 新規開設、ラグジュアリーな弁護士事務所」をご覧ください。

 

すりガラスのパーティションで明るく広がりのあるスペース

プロジェクト概要

社名

有限会社アドファクトリーハーツ 様

坪数

132㎡/40坪

事業内容

広告宣伝全般に関する企画戦略立案、広告制作

施工期間

30日(準備期間:6か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、造作家具、建築内装工事一式、設備工事一式

すりガラスのパーティションを設置し、光を取り入れつつ圧迫感のない空間になっています。
モルタル仕上げの広い玄関で都会的な印象を与え、その先には来訪者を迎えやすいよう配置された応接室を設置しました。

このほかに木目の創作家具をふんだんに使ったワークスペースなど、温かみのある空間を作り、創造性だけでなく心地よさも感じられるオフィスになっています。
導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「40坪 オフィス空間フルリノベーション」をご覧ください。

 

スタイリッシュなオフィスを実現するパーティション

プロジェクト概要

社名

日本プライ株式会社 様

坪数

299㎡/90坪

事業内容

自動車関連部材品等の企画販売

施工期間

30日(準備期間:4か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、オフィス家具、建築内装工事、設備工事、引っ越し

ガラスパーティションを使用し、開放感のある空間となっています。
企業イメージに合ったデザインとモノトーンでスタイリッシュなオフィスとなっています。

会議室には吸音性のある材質を用いたパーティションを設置。
遮音性を高め、セキュリティ面に考慮しています。

ほかにもナチュラル要素を加えた執務スペースなど、社員が働きやすく居心地のよいオフィス環境を整えました。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「90坪 来訪者の期待感を高めるオフィス」をご覧ください。

 

エントランスの雰囲気に合わせたパーティション

 

プロジェクト概要

社名

株式会社ファビルス 様

坪数

60㎡/18坪(エントランス・応接室)

事業内容

建築物環境衛生総合管理業

施工期間

5日(準備期間:3か月)

施工内容

間仕切り工事、オフィス什器、OAフロア、内装工事、電源工事

来客用エリアであるエントランスから応接室兼会議室までのリノベーションを実施。
パーティションのフレームは、エントランスの雰囲気に合わせて木目のシート張りを施しています。
フォグラスシートでガラスにぼかしを入れ、採光にも配慮しました。

エントランスと執務室はパーティションを用いてエリア分けを行っています。
あえて扉を使用せず、互い違いになるように設置しました。
扉の開閉音がしないため、集中を途切らせることなく業務に取り組めるよう配慮しています。

ほかにも、使用していなかったスペースを見晴らしのよい応接室兼会議室へとリノベーションしています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方はワクリノ
→「18坪 スペースを有効活用した来客エリアのリノベーション」をご覧ください。

 

【タイプ別】オフィスパーティションの種類

 パーティションにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットがあります。
 タイプ別にどのようなものがあるのか、順番にみていきましょう。

 

ローパーティション

 置き型のパーティションをローパーティションと呼びます。
 上部が天井まで届かず、床や天井に打ち付けて固定しないタイプのパーティションです。

 大掛かりな設置工事がいらず、スピーディーに設置できます。
 一度設置した後も移動や撤去が簡単にできるため、レイアウト変更などにも対応しやすいでしょう。

 ローパーティションはさまざまな高さのものが用意されています。
 パーティションを設置する目的や、空間の使用用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

ローパーティションのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 手軽に設置できる
  • 配置変更が簡単にできる
  • 防音性能が低い
  • 視界を完全に遮れない
  • デザインが限られる

 

ハイパーティション

 ハイパーティションは、床から天井まで仕切るタイプのパーティションのことです。
 専門業者に設置してもらう必要があります。
 ローパーティションよりコストがかかりますが、個室空間を作れます。
 デザインが豊富にある点も、ハイパーティションのメリットでしょう。

ハイパーティションのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 個室を作れる
  • デザインが豊富
  • 設置工事が必要
  • コストがかかる

 ハイパーティションは、さらに2つのタイプに分けられます。
 それぞれについて詳しくご説明します。

 

ランマオープンタイプ

 ランマオープンタイプは、パーティションの上部が空いているタイプのハイパーティションです。
 部屋を区切っていても、ある程度空気の循環があります。

 完全に空間を区切っていないため、防災や空調設備を増設する必要がありません。
 そのため、ランマクローズタイプよりもコストを抑えられるでしょう。

ランマオープンタイプのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • ランマクローズタイプよりコストが抑えられる
  • 区画内に空調や防災設備などを増設しなくてもよい
  • 防音性が劣る
  • エントランスに設置した場合、外部の侵入を許してしまう可能性がある
  • 度合いが異なる

 

ランマクローズタイプ

 ランマクローズタイプは、上部のランマが空いていないタイプのハイパーティションのことです。
 防音性が高く、完全な個室を作れます。
 ただし、新しく設置した部屋と見なされることがあり、防火設備や空調設備が新たに必要となる可能性があります。

ランマクローズタイプのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 防音性に優れている
  • セキュリティ性が高い
  • 消防署へ届出が必要になる
  • 防火設備の増設や空調設備が必要となる場合がある

 

【素材別】オフィスハイパーティションの種類

 ハイパーティションは、素材によって大きく3つに分けられます。
 それぞれ素材ごとの特徴について、順番にみていきましょう。

 

スチールパーティション

 スチールパーティションは、パネルの表面など主な部分がスチールで作られているハイパーティションです。
 ポールがパネル内部に収まるため、継ぎ目のない壁が作れます。
 スタイリッシュなデザインのものが多いです。

 また、遮音性や断熱性に優れており、会議室や応接室などでよく使われます。
 スチールパーティションの内部に吸音材を入れれば、さらに遮音性を高められるでしょう。

スチールパーティションのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 遮音性が高い
  • 断熱性に優れている
  • 不燃性で耐震性が高い
  • アルミパーティションと比べてコストがかかる

 

アルミパーティション

 アルミパーティションは、アルミ素材のポールにパネルをはめ込んだタイプのハイパーティションです。
 軽量なため設置しやすく、ほかの素材のハイパーティションと比べて移設しやすいことも特徴です。
 パネルカラーのバリエーションが豊富で、さまざまなデザインが用意されています。

 ただし遮音性が低く、音漏れを防ぎたい空間の設置にはあまり適しません。

アルミパーティションのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • ほかの素材のものより費用が安い
  • デザインが豊富
  • 軽くて設置しやすく、短期間で施工が可能
  • 遮音性が低い

 

ガラスパーティション

ガラスパーティションは、ガラスを用いたハイパーティションのことです。
アルミやスチールの枠にガラスパネルをはめ込んでいます。

デザイン性が高く、光や視線を遮らないため、開放感のある空間を作り出せます。
おしゃれな空間を演出できるだけではなく、面積が限られているオフィスでも、圧迫感がなく空間を区切れるため非常に人気のあるパーティションです。

アクリル板より傷がつきにくく、経年劣化することはほぼありません。
衝撃に弱いところがデメリットですが、強化ガラスやアクリルガラスで対策することも可能です。

ただ、外部からの視線を完全に遮れないため、プライバシーの確保が難しいです。
すりガラスを採用したり、調光フィルムを活用したりして対策している方もいます。
遮音性に関しては、二重ガラスを使用すると遮音効果を高められるでしょう。

ガラスパーティションのメリット・デメリット

メリット

デメリット

  • 開放感がある
  • デザイン性に優れている
  • 遮音性が高い
  • 耐久性がある
  • 衝撃に弱い
  • プライバシーを完全に確保できない
  • コストがかかる

 

オフィスパーティションをデザインするポイント

どのようなパーティションをどう設置するかによって、オフィス全体の雰囲気は大きく変わります。
しかし、ただおしゃれなパーティションを設置すればよいわけではありません。
オフィスに合ったデザインのものを選ぶ必要があります。

では、どのような点に着目してデザインすればよいのでしょうか?
4つのポイントについてご説明します。

 

パーティションを設置する目的を明確にする

何のためにパーティションを設置したいのか、どのような空間を作りたいのかを明確にしましょう。

会議室を新たに作るためにパーティションの設置を検討するのであれば、遮音性重視のスチールパーティションやガラスパーティションが候補として挙げられます。
さまざまなアイディアが出てくるようなデザインにしたり、落ち着いて会議ができるようにスタイリッシュなデザインにしたり、デザインの方向性が定められます。

目的に合わせて、適切なパーティションを選べるでしょう。

 

必要な場所とサイズを確認する

どの場所に設置するのか、空間の大きさを確認してください。

使用するパネルのサイズや枚数で空間の広さは変わります。
特にハイパーティションは一度施工すると、簡単に変更できません。
再度設置しなおすとなれば、大きなコストがかかるでしょう。

パーティションが必要になる範囲を明確にして、業者に依頼しましょう。

 

目的に応じた素材を選ぶ

パーティションの素材はさまざまです。
それぞれ特徴があるため、目的に応じた素材を選んでください。
必要なコストやデザインも素材ごとで異なります。

予算も考慮したうえで最適なものを選択しましょう。

 

空間に合わせた色を選ぶ

既存の内装に合う色合いを選ぶようにしましょう。

壁紙や床の色を考慮しないと、パーティションの部分だけ統一感がなくなり、違和感のある空間になる恐れがあります。
内装の色をベースカラーとし、どのような空間にしたいのかを考えつつ、最適な色を選んでください。

 

オフィスパーティション設置にかかる費用と工期

パーティションの設置を検討するうえで、コストや工期が気になる方は少なくないでしょう。

ドア1枚とパネル4枚をアルミパーティションで施工した場合、15万円前後の費用が必要です。
スチールパーティションなら20万円前後、ガラスパーティションは使用するガラスにより費用が異なります。

ただしパーティションの高さや素材などによって、費用は大きく変わります。
ランマの有無によっても異なるでしょう。

また、ハイパーティションを設置することによって、空調設備や防火設備を新たに設置しなければならない場合は、さらにコストが必要です。

ローパーティションはハイパーティションより費用を抑えられますが、こちらも高さや素材によって費用は異なります。

工期はローパーティションなら半日~1日、ハイパーティションの場合は1日~2日くらいかかります。
ただし、工事の規模によって工期が変わるため、施工の依頼を考えている業者にご確認ください。

 

オフィスパーティションを設置するときの注意点

空間を区切るだけではなく、おしゃれなオフィスを演出してくれるパーティションですが、設置するときに注意しなければならないことがあります。
どのような注意点があるのか、順番にみていきましょう。

 

消防法や建築基準法を確認する

パーティションによっては、消防法や建築基準法に則った設置が必要です。

ローパーティションはどこでも設置可能ですが、ランマクローズタイプのハイパーティションを設置するときは消防法や建築基準法の「制限」を十分留意しなければなりません。

火災警報器や空調設備などが新たに必要になることがあります。
消防法や建築基準法で定められている「制限」は、火災や災害が起きた時に、被害を最小限にするために設けられています。

人命を守るために、設計段階から意識しましょう。

 

オフィスのオーナーや管理会社に確認する

ハイパーティションは設置する時に天井にビスを打ち込んだり、床にアンカーを取り付けたりしなければなりません。
オフィスが入っているビルやテナントによって制限が設けられていることがあります。
工事が可能かどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

大きなビルであるほど、細かく規約が明記されている傾向にあります。
取り決めがあるのであれば、その内容にしたがって工事計画を立てていきましょう。

 

ほかのテナントや近隣住民へ配慮する

パーティションの設置工事をする際、大きな音が発生します。
建物の管理会社だけでなく、同じビル内に入っているほかの会社や近隣住民にも了承を得ておくようにしましょう。
オフィス街の場合は、会社が休みである土日に工事を行うなど対策ができます。

トラブルを未然に防ぎ、周辺の方と良好な関係を築くために、十分配慮しましょう。

 

エレベーターで搬入できるか確認する

ハイパーティションの場合、サイズが大きくてエレベーターで搬入できないことがあります。
その場合は人力で運んだり、高所作業車を使ったりして搬入しなければなりません。
エレベーターで搬入できたとしても、破損防止のために養生が義務づけられていることもあります。

どのように搬入するのか、業者だけではなく管理会社なども交えて相談が必要です。

 

原状回復工事を考慮する

将来オフィスを移転する可能性もあるでしょう。
その際、原状回復工事をしなければならないことがあります。

パーティションを設置する場所が増えるほど、原状回復工事に費用がかかります。
パーティション設置のコストだけではなく、将来必要となるコストを最小限に留めるため、必要最低限の設置にしましょう。

 

まとめ

オフィスで設置できるパーティションには、さまざまな種類があります。
種類によって特徴やデザインが異なるため、どのような空間を作りたいのか、目的に合わせたパーティションの選択が必要です。

「ワクリノ」は、年間200件にのぼるオフィスの悩みを解決してきました。

パーティションは20年以上の施工実績があり、安全できれいな仕上がりのパーティションを設置します。
また、パーティションに付随するさまざまな設備工事も対応可能です。

パーティションの設置を考えている方は、ぜひ一度「ワクリノ」へご相談ください。

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この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。

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