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かっこいいオフィスエントランスにする方法!ポイントと注意点

2023.04.18
オフィス内装

かっこいいオフィスエントランスは、訪れた方が会社に抱くイメージに大きな影響を与えます。
スタイリッシュでクールな印象を与えたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし
「どのようにすればかっこいいオフィスエントランスになるのだろう?」
と悩まれている方も少なくありません。

この記事では、実例を含めてオフィスエントランスをかっこよくするポイントや注意点について詳しくご紹介します。
かっこいいだけではなく、実用的なオフィスエントランスにして、会社の収益アップへとつなげましょう。



かっこいいオフィスエントランスの実例3選

オフィスエントランスは、会社の顔と呼ばれるように非常に重要なエリアです。
会社のカラーが出る場所でもあり、さまざまな工夫がされています。

ここでは、かっこいいオフィスエントランスの実例を3例、順番にみていきましょう。
それぞれテイストは異なりますが、会社のコンセプトを表したかっこいいエントランスとなっています。


黒を基調とした開放感のあるエントランス

プロジェクト概要

社名

弁護士法人セラヴィ 様

坪数

70㎡/22坪

事業内容

弁護士事務所

施工期間

5日(準備期間:3か月)

施工内容

オフィス家具、間仕切り、電気・モニター設置工事、引っ越し、機密書類の廃棄

大きめなガラスを採用したハイパーティションを用いたエントランスです。
開放感があり、非常に明るい印象ですが、落ち着いた雰囲気も兼ね合わせています。

社名の「C’est la vie」のロゴが入り、弁護士事務所っぽさを感じさせないかっこいいエントランスとなっています。
黒を基調としており、相談に来られた方が落ち着いてお話しできるような空間となりました。

ほかにも、相談室を中心にオフィス全体のプランニングと家具の選定を行っています。
上部が空いているランマありのハイパーティションを用いており、圧迫感のない空間となるだけではなくコストにも配慮しました。
決められたご予算の中で、機能性も重視しつつデザイン性のあるオフィスをご提案しています。

こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方は
→ワクリノ「22坪 新規開設、ラグジュアリーな弁護士事務所」をご覧ください。


モノトーンの無駄のないエントランス

プロジェクト概要

社名

日本プライ株式会社 様

坪数

299㎡/90坪

事業内容

自動車関連部材品等の企画販売

施工期間

30日(準備期間:4か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、オフィス家具、建築内装工事、設備工事、引っ越し

企業イメージに合ったモノトーンな空間にしたエントランスです。
洗練されたデザインとなっているだけではなく、展示スペースも設け、自然に来訪者へ企業アピールできるよう工夫しています。

来客スペースもスタイリッシュでありながら、落ち着きのある空間となるようにデザインしました。
来訪者に魅力的な企業イメージを浸透させ、信頼度アップにつなげます。
エントランスのすぐそばに応接室を設置し、スムーズに来訪者を案内できるように動線も考慮しています。

このほかに執務スペースや会議室など、さまざまな工夫を取り入れた働きやすいオフィスへとリノベーションしました。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方は
→ワクリノ「90坪 来訪者の期待感を高めるオフィス」をご覧ください。


都会的な印象を与えるエントランス

プロジェクト概要

社名

有限会社アドファクトリーハーツ 様

坪数

132㎡/40坪

事業内容

広告宣伝全般に関する企画戦略立案、広告制作

施工期間

30日(準備期間:6か月)

施工内容

オフィス空間デザイン、造作家具、建築内装工事一式、設備工事一式

来訪者をお迎えするのは、現代風にアレンジされた土間(DOMA)です。
モルタル仕上げでスタイリッシュな空間を演出し、都会的でかっこいいエントランスとなっています。

そのすぐ先には応接室兼会議室が設置され、来客をスムーズに案内できるよう考慮しました。

すりガラスのパーティションを使用し、採光を確保するとともに空間の広がりを感じられるようにしています。

このほかに木目の創作家具をふんだんに使ったワークスペースなど、さまざまな工夫を凝らしたオフィスへとリノベーションしています。
こちらの導入事例について、さらに詳しく知りたい方は
→ワクリノ「40坪 オフィス空間フルリノベーション」をご覧ください。



かっこいいオフィスエントランスが与える影響

オフィスエントランスは「会社の顔」と呼ばれるとお話ししましたが、どのような影響を与えるのでしょうか?
3つのポイントについて、詳しくご説明します。


来訪者が企業に対して抱くイメージ

オフィスエントランスが来訪者に与えるイメージは、会社の第一印象へとつながります。

かっこいいオフィスエントランスは、来訪者の期待感を高めるでしょう。
しかし、エントランスが与える影響はそれだけではありません。

来訪者がオフィスエントランスを訪れ、担当者が来るまで多少なりとも待ち時間があります。
その間、来訪者はエントランスを眺める時間があるのです。
中には、エントランスの雰囲気や内装・インテリアなど細かい部分まで見る方もいるでしょう。
来訪者が心地よく、細やかな気配りが感じられるエントランスであれば、会社に対してよいイメージを抱いてくれます。

また、会社のコンセプトに合わせたかっこいいオフィスエントランスを作れば、来訪者に企業イメージが伝わりやすくなります。


ブランディング効果

エントランスを活用すれば、ブランディング効果が得られます。

装飾を工夫したり、パネルを設置したりすれば、企業理念や商品に対する思いや物語などが伝えられます。
会社の魅力をアピールして、ブランディングへつなげられるでしょう。

また、かっこいいエントランスは優秀な人材集めにも有効です。
求職者が会社を訪れたときに、ここで働きたいと感じられるようなかっこいいエントランスであれば、多くの人材を集められるでしょう。
優秀な人材を集めやすくなり、会社の利益へとつながります。

ブランディング効果を最大限引き出すためには、会社や商品の価値をアピールできるデザインを意識しましょう。
ブランドコンセプトを明確にしたうえでデザインすると、他社と差別化できる独自のエントランスとなります。
会社と関連性の高い素材があるのであれば、ロゴや受付・配置する家具などさまざまな部分にアクセントとして取り入れると効果的です。

ブランディングの一環としてエントランスに利用できるものがないか、会社の独自性を表現できないかなどを考えながらエントランスをデザインするとよいでしょう。


社員のモチベーション

かっこいいオフィスエントランスは、オフィスを利用する社員のモチベーションアップにもつながります。

エントランスをもっとも利用するのは社員です。
かっこいい素敵なオフィスで働いていると感じられれば、仕事を頑張ろうとやる気が出るのではないでしょうか。

また、企業理念など社員全体で共有したい思いを表したエントランスにすれば、自然に社員にその思いが浸透し、エンゲージメントの向上にもつながるでしょう。



オフィスエントランスをかっこよくするポイント

かっこいいオフィスエントランスを作りたいと思っていても、実際にどのようにすればよいのかわからず困っている方もいるのではないでしょうか?
オフィスエントランスをかっこよくするために、押さえたいポイントについてご説明します。


使用するカラーをしぼる

使用するカラーをしぼり、全体的に統一感が出るようにしましょう。
色が多すぎるとごちゃごちゃした印象になりやすいため、3色以内にすることをおすすめします。
しかし、同じ色ばかりを使っていると単調になる可能性があるため、濃淡や使用する素材に変化をつけるとまとまりがありつつ、スタイリッシュな空間にできるでしょう。

コーポレートカラーがあるのであれば、ポイントとして取り入れるのもおすすめです。
会社のロゴをアクセントとして使用するのもよいでしょう。


デザイン性の高い家具やインテリアを活用する

デザイン性の高い家具やインテリアを活用しましょう。

オフィスエントランスを構成するのは壁や床だけではありません。
来訪者に使用してもらうイスやテーブルなど、さまざまなものがあります。
デザイン性の高い家具やインテリアを活用することで、よりかっこいい空間を演出できるでしょう。

ただし、デザイン性が高くてもエントランスのデザインと統一感のないものは置かないようにしてください。
また、来訪者が心地よいと感じられる空間にするために、適切な家具の設置も重要です。
全体的なバランスを考えて設置してください。


アクセントに観葉植物を置く

アクセントとして観葉植物の設置もおすすめです。
どの色味に対しても邪魔にならない観葉植物は、目を引くアクセントになります。
また、観葉植物があることによって、リラックス効果やフレッシュな印象も与えられます。

観葉植物はさまざまな種類があるため、どの植物を選ぶのかはとても重要です。
せっかく観葉植物を置いたのに、枯れていたり、萎れていたりするとよい印象は得られないでしょう。
乾燥に強く、水やりの頻度が少ないお手入れのしやすいものを選ぶとよいです。


開放感や採光を考慮する

開放感や採光を考慮してデザインするとよいです。
閉塞感のある暗い空間よりも、明るく開放感のある空間の方が好印象をもたれやすいでしょう。

構造上、エントランスを広く取れない場合もあると思いますが、ガラスパーティションを利用するなど、閉塞感のない空間となるように意識してください。
会社のコンセプトにもよりますが、なるべく自然光を取り入れたり、照明を工夫して明るい空間にしたりするなど、デザインを工夫しましょう。


照明器具や床にもこだわる

かっこいいオフィスエントランスにするのであれば、照明器具や床にもこだわりましょう。
どのような照明器具を使用するのか、床材は何にするのかによってもエントランスの雰囲気は大きく変わります。

照明といっても、非常に多くの種類があります。
オフィスでよく使われる照明のタイプは次の通りです。

  • シーリングライト
  • ダウンライト
  • ウォールウォッシャー
  • ブラケットライト
  • スポットライト
  • ペンダントライト
  • シャンデリア
  • スタンドライト

電球の種類や光の色味によっても、さまざまな雰囲気を演出できます。

また、床は同じ色でも素材によって質感や雰囲気が異なります。
機能性も重視しつつ、コンセプトと合った空間となるように床材にもこだわりましょう。



かっこいいオフィスエントランスをデザインする際の注意点

かっこいいオフィスエントランスをデザインする際、デザイン性ばかりに気を取られていてはいけません。
デザインするときに注意すべき点について、詳しくみていきましょう。

利便性を意識する

利便性を意識してデザインをしましょう。
かっこよく、おしゃれなエントランスでありつつも使い勝手のよいエントランスでなければなりません。
エントランスは、来訪者だけではなく社員も使用します。
1番使用頻度が高い、社員にとっても使いやすいエントランスになるように注意しましょう。

また、エントランスには次のように、重要な役割があります。

  • 受付やカウンターとしての機能
  • 待合室としての機能
  • 展示スペースとしての機能
  • 感染やセキュリティ対策としての機能

デザイン性ばかりに気を取られ、エントランスとしての機能を疎かにしてはなりません。
十分な機能性を保ちつつ、かっこいいデザインとなるようにバランスを考えましょう。

オフィスエントランスのデザインについて、詳しく知りたい方は
→「イメージが決まるオフィスエントランス!役割と押さえたい6つのポイント」をご覧ください。


動線を考慮する

来訪者と社員の動線を考慮してデザインを進めましょう。
なるべく来訪者と社員の動線を分けるようにするとよいです。

来訪者と社員の動線が頻繁に交わるような設計にしていると、来訪者を案内している間に何度も社員とすれ違うことになります。
スムーズな案内がしにくくなるだけではなく、来訪者の心象に影響する可能性があります。
社員同士の会話が来訪者の耳に入ることもあるため、セキュリティの観点から見ても、動線を分けた方がよいでしょう。

動線を設計する際、来訪者が利用するスペースまでの道のりを複数用意できるとよいです。
万が一、1つの経路が使用できなくなったとしても、別の経路を使用できます。

また、オフィス内のゾーニングも考慮して設計できると、さらに使いやすいエントランスになるでしょう。
応接室や会議室など、来訪者の使用するエリアがエントランスに近い場所にあれば移動距離が短くなり、スムーズに案内できます。
さらに、来訪者の対応をすることが多い部署をエントランスに近い場所へ配置すれば、来訪者の待ち時間を最小限に留められます。


セキュリティ対策を万全にする

セキュリティ対策を万全にしましょう。
エントランスは社員や資料・情報を守る第一のセキュリティ関門です。
防犯カメラの設置やICカード・テンキーを用いた出入り口の管理など、不審者の侵入に対応できるような機能性を備えたエントランスにしてください。

エントランスのセキュリティ対策をしっかり行うことで、セキュリティ意識の高い会社であるとアピールすることにもつながります。
逆に、セキュリティ対策がずさんな印象を持たれると、今後の商談に悪影響を及ぼす可能性もあります。

デザイン性を高めつつ、しっかり会社を守れるように配慮しましょう。



オフィスエントランスの改装に必要な費用

オフィスエントランスを改装するために必要な施工費用は、坪単価10万~20万円が目安です。
しかし、デザインや使用する材質の種類などによって費用は変わります。

また、システムを用いた受付機能や出入り口の管理などを行うのであれば、導入にともなう費用も発生します。
どのようなシステムを導入するのかによって、かかる費用は非常に大きく変動するでしょう。
システムはセキュリティや利便性に影響を与える重要なファクターとなります。
費用だけに注目するのではなく、使いやすいものか、安全性を担保できるのかどうかなどを十分考慮して決めましょう。



オフィスエントランスの改装時に考慮すること

どのようなデザインにしたいのか、かっこいいオフィスエントランスにするための方向性が決まれば、いよいよ施行業者の選定や改装など具体的なステップに進んでいきます。
その際に考慮すべきポイントについて、詳しくご紹介します。


物件の構造と契約内容

オフィスが入っているビルやテナントの構造と契約内容について確認してください。
物件の構造によって、工事できる部分とできない部分があるケースがあります。
大きなビルであるほど、さまざまな規制が設けられている傾向にあるでしょう。

把握しないままデザイン設計を進めてしまうと、あとでデザイン通りのエントランスができなくなる可能性もあります。
どの範囲まで工事ができるのか、必ず管理会社やオーナーに確認したうえで、オフィスエントランスのリノベーションを進めましょう。


建築基準法や消防法など法律関係

建築基準法や消防法など、リノベーションの関係する法律はしっかり把握しておきましょう。

建物の安全性を高め、人の命を守るために建築基準法や消防法によって「制限」が設けられています。
自分たちの好きなように、無条件でリノベーションできるわけではありません。
「制限」によって使用できる材質が定められていたり、場合によっては消火設備などを整えたりしなければならないこともあります。

プロであるリノベーション業者が法律関係についてしっかり把握しているため、確認する必要はないと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、デザインや施工の打ち合わせをする際に、法律関係の知識を知っていれば、スムーズに打ち合わせを進められます。
リノベーションに関与する法律について、ある程度頭に入れておくようにしましょう。


原状回復工事の規模

原状回復工事の規模を考慮したデザインにしましょう。

将来オフィスの移転を考えている場合、退去する際に原状回復工事を行わなければならない場合があります。
リノベーション工事が大規模であるほど、原状回復工事にかかる費用が高くなる可能性があります。
構造を大きく変えるような施工内容になれば、元の状態に戻すのは容易ではありません。

なるべく原状回復の作業が煩雑にならないよう、意識しながらデザインを考えましょう。


周りの店舗や住民への影響

周辺のオフィスや店舗・住民への配慮が必要です。

工事を行う際、業者が出入りしたり、騒音が発生したりと周りの方に影響を及ぼします。
オフィス街であれば休日に、周りに住宅が多いのであれば平日の昼間にするなど、周りの方に与える影響を最小限にできるように考慮しましょう。

また、事前にリノベーション工事を行う旨を伝えておいてください。
近隣とのトラブルを回避し、良好な関係性を築くことは、会社にとってプラスになるでしょう。



まとめ

かっこいいオフィスエントランスを作るためには、デザインのポイントを押さえつつ、家具やインテリア・観葉植物などのアイテムにも気を配る必要があります。
しかし、デザインに注目するだけではなく、エントランスとしてしっかり機能を果たせるように設計しましょう。

オフィスエントランスを含め、リノベーションを考えている方は「ワクリノ」へ一度ご相談ください。
ワクリノ」には、オフィスが抱える問題を年間200件以上解決してきた実績があります。
ICTを用いたリノベーションもご提案しており、時代に合ったオフィスに最適な環境を整えるお手伝いをいたします。

気になる方は、ぜひお気軽に「ワクリノ」へお問い合わせください。

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この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。

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