ワクリノ特集

おしゃれなオフィス・事務所の内装事例10選|デザインのコツや依頼のポイントも解説

2025.06.27
オフィス内装

現代のビジネスシーンにおけるオフィスは、単なる作業スペースに留まりません。

事務所の内装は企業の顔であり、従業員のモチベーションや生産性、さらには採用力にも影響を与える重要な役割を担っています。

しかし、いざ「おしゃれなオフィス」を目指そうとしても、どのような点に注意すればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、おしゃれなデザインのオフィスを作るメリットから、具体的なプランニングのポイント、さらには信頼できる依頼先の選び方まで解説します。

目次

おしゃれなオフィス・事務所の内装施工事例10選

「フリーアドレスにするか、固定席を残すか。」「エントランスにどこまで投資するか。」業種も規模も異なる10社が、こうした判断をどう空間に落とし込んだのかについて実際の坪数やコンセプトとあわせて見ていきましょう。

セキスイファミエス九州株式会社 様

セキスイファミエス九州株式会社 様セキスイファミエス九州株式会社 様引用:空間に"ゆとり"と"いろどり"を

住宅リフォーム・メンテナンス業を営むセキスイファミエス九州株式会社様は、福岡支店のオフィスをリニューアル。

「会社に行きたくなるようなカフェ風オフィス」をコンセプトに、落ち着きのあるカフェ店内のようなデザインで統一しました。

オフィス全域の床にはウッドタイルを敷き詰め、温かみのある空間を演出。

黒で統一した家具や建具、随所に取り入れられた植栽や窓際に吊るされたペンダントライトにより、明るさと静けさを感じられるオフィスを実現しました。

▼ 関連記事

カフェ風オフィスデザイン完全ガイド|メリット・作り方・成功事例まで徹底解説

株式会社イデックスオート・ジャパン 様

株式会社イデックスオート・ジャパン 様株式会社イデックスオート・ジャパン 様引用:「シンカ」自由に働き、自分らしく働くオフィス

自動車関連事業を幅広く営む株式会社イデックスオート・ジャパン様。

「新変」「進化」「新華」の3つの”シンカ”をコンセプトに、おしゃれさを前面に出したオフィスへとリニューアルされました。

間接照明による落ち着いた空間である応接室や、地中海をイメージさせる青のデザインカーペットが敷き詰められた打ち合わせスペースなど、エリアごとにさまざまな表情を見せるオフィスへと生まれ変わっています。

株式会社西部技研 様

株式会社西部技研様株式会社西部技研様引用:“ SQUARE ” ~心地よい時間、つながりを生む場所~

空気環境創出事業を営む株式会社西部技研様のオフィスのコンセプトは「四季を感じさせる空間づくり」。

コーポレートカラーである青を基調に、自然を感じさせる個性的なスペースをデザインしました。

執務エリアには空や小川をイメージした青のカーペットを敷き詰め、コミュニケーションエリアには森の木々を連想させる緑のソファを配置。移動するごとに四季が移り変わるような視覚的な変化を与えます。

株式会社ゼンリン 様

株式会社ゼンリン 様株式会社ゼンリン 様引用:好きなときに、好きなひとと、自分らしく、居心地よく過ごせる空間

株式会社ゼンリン様の事例では、ゼンリン博多ビル7〜9階にまたがる空間を改装しました。延べ1,130㎡、約342坪の空間です。グループ会社が複数入居する環境のため、部門間・会社間の自然な交流を設計の中心に据えています

可変テーブルを採用し、多様なグループサイズに対応しました。ファミレスタイプのソファ席やカウンター席を使い分け、個人の集中と偶発的な対話を両立させています。ベンチ席やマグネットスペース、ガーデンテラスも配置しました。

準備期間は9ヵ月、施工期間は約2週間でした。レイアウト・デザインのプランニング、造作家具、什器納品、照明工事、フロアコンセント工事を行った事例です。

株式会社九州テン 様

株式会社九州テン 様株式会社九州テン 様引用:THE HUB - 結節点 - 180坪(90坪×2部屋分)

株式会社九州テン様の事例では、180坪、595.04㎡(90坪×2部屋分)を改装しました。「異なる才能と情報が交差する場所」を空間で体現することを目指したプロジェクトです。

コーポレートマネジメント部門・会議室・エントランスを集めた「フォーカス・コア」エリアは、アースカラーで統一しました。回廊型のレイアウトを採用し、深い思考や意思決定を支える空間として設計しています。対する「コネクト・ラボ」では、部門を超えたメンバーが自然に会話しやすい設計としました。

島状に配置したデスクの間を移動するレイアウトで、空間の随所に「情報の交差点」を生み出しています。

準備期間は4.5ヵ月、施工期間は1.5ヵ月でした。内装仕上げ・電気照明・家具・パーティション・セキュリティ・無線LANインフラを一括で施工しています。

株式会社商船三井さんふらわあ 苅田支店 様

株式会社商船三井さんふらわあ 苅田支店 様株式会社商船三井さんふらわあ 苅田支店 様引用:太陽の光と波の安らぎが共鳴する、新たな航海の拠点

株式会社商船三井さんふらわあの苅田支店様の事例では、オフィス移転に合わせて37坪、123㎡の内装工事を実施しました。「太陽の光・海の安らぎ・自然の温かさ」という企業アイデンティティを、そのまま空間デザインに落とし込んでいます。

エントランスには、企業ロゴの赤×オレンジを配し、開放感を演出しました。執務スペースは大型テーブルによるフリーアドレス設計で、贅沢な専有面積を確保しています。

天窓を再現した照明とペンダントライトを組み合わせ、屋内でも自然光のような明るさを生み出しました。フェイクグリーンで緑視率を高め、視覚疲労を軽減する工夫も取り入れています。

準備期間は3ヵ月、施工期間は14日という短期施工で、このような内装を実現しています。

株式会社玄海キャピタルマネジメント 東京オフィス 様

株式会社玄海キャピタルマネジメント 東京オフィス 様株式会社玄海キャピタルマネジメント 東京オフィス 様引用:Live Brand Campus 創造と発展

株式会社玄海キャピタルマネジメントの東京オフィス様は、約54坪の改装で、これまで固定席で運用してきた働き方を見直しました。代わりにフリーアドレスを導入しています。

コンセプトは「企業の価値観と将来ビジョンを体現するキャンパス空間」です。従業員が好きなときに好きな場所で働けることを目的に設計しました。

最大の特徴は、4人掛けデスクの中央に植栽を配置し、視線をやわらかく遮り圧迫感を抑えるデザインです。コミュニケーションのしやすさと集中しやすさを、両立させています。また、リラックスと打ち合わせを兼ねた「ファミレスブース」も新たに設けました。ちょっとした打ち合わせや会話にも使えます。

施工内容は、床材張替・既製品+カスタム家具・植栽設置・電話/LAN整備でした。施工期間はわずか1週間です。

株式会社アドバンス 様

株式会社アドバンス 様株式会社アドバンス 様引用:いい波に乗り、風通しのよいオフィスコミュニケーションを

株式会社アドバンス様は、約34坪、112㎡のオフィスを改装しました。テーマは「ナチュラルな木調家具で明るく柔らかな雰囲気」です。

この内装最大のポイントは、六角形を描くようなデスク配置です。中央に視線が集まる設計とし、チームの一体感と個人の集中を両立しています。カジュアルな打ち合わせができるリフレッシュスペースも設けました。クローズドな4人用個室ブースと合わせ、2種類のスペースを用意しています。

内装・床・什器・パーテーション・スピーカー・エントランス工事を含む施工期間は1ヵ月で、準備期間は6ヵ月の内装工事です。

シカゴ石油株式会社 様

シカゴ石油株式会社 様シカゴ石油株式会社 様引用:色味にこだわったメリハリあるオフィス

シカゴ石油株式会社様は、112坪、370㎡の新築移転に合わせて内装を設計しました。テーマは「業歴40年以上を誇る企業観にふさわしい特別感」です。

エントランスは石畳をイメージしたカーペットで、落ち着いた重厚感を演出しました。受付にはコーポレートカラーの「シカゴブルー」をアクセントとして採用しています。木目調の柔らかい空間に暖色の間接照明を加え、温かみのある印象に仕上げています。

執務室は白を基調とした清潔感に、緑カーペットを組み合わせています。リラックスしやすい環境を整えました。

特筆すべきは、社長室・応接室・執務室・3階フロアなど、用途に応じて色味や雰囲気を変えている点です。社長室は重厚感、応接室は快適性、3階はコミュニケーション重視の公園的な雰囲気です。各室の用途に合わせ、空間の性格を明確に使い分けています。

株式会社イデックスビジネスサービス

株式会社イデックスビジネスサービス株式会社イデックスビジネスサービス引用:第38回日経ニューオフィス賞 受賞 ~“人と人がつながる未来のオフィス”を体現したWAKURINO LIVE OFFICE~

株式会社イデックスビジネスサービスは、2025年度「第38回日経ニューオフィス賞」で、九州・沖縄ニューオフィス奨励賞を受賞した実績があります。「誰もが行きたくなる、働きたくなるオフィス」を目指し、多様なワークスタイルと価値観に対応する設計を施しました。

コンセプトは「落ち着いたブルックリン調」と「青い海や白い砂浜をイメージした空間」の2ゾーン構成です。営業部門にはコミュニケーションが生まれやすいオープンな空間を用意しました。部署の業務特性に合わせてゾーンのテーマを変える設計が、このオフィスの核心です。

一方、総務・経理・人事などバックオフィス系の部門は、集中重視のアーバン空間に割り当てました。加えて、顔認証・バーチャル受付・座席予約システムなどのICTツールも導入しています。

実際に働く社員に聞いた、おしゃれなオフィス内装のリアル

おしゃれな内装は、実際に働く社員にはどう受け止められているのでしょうか。過去にオフィス移転・改装を経験した社員102人への調査結果をもとに、現場のリアルな声を見ていきます。調査したのは「改装後に感じた変化」「デザイン性と使いやすさのバランス」「意見を取り入れてほしいポイント」という3つの切り口です。

内装を変えて、社員はどんな変化を感じているのか

内装を変えて、社員はどんな変化を感じているのか

内装変更の効果は、対人的・対外的な変化から表れやすいようです。「部署間・社員間のコミュニケーションが増えた」は39.2%、「来客や採用候補者からの評判向上」は30.4%でした。

「集中力・生産性が上がった」も21.6%が実感しており、見た目の変化にとどまらず、働き方そのものにも良い影響が及んでいることがわかります。

見た目や関係性の変化が先に現れ、生産性への実感はやや遅れて表れる傾向があることが読み取れる結果となりました。

デザイン性と使いやすさ、両立できているのか

デザイン性と使いやすさ、両立できているのか

内装が「おしゃれになった一方で使いにくいと感じる場面」を尋ねた調査では「自分の席や荷物の置き場に困る」が40.2%で最多となりました。次いで「来客スペースと作業スペースの線引きが曖昧」が24.5%、「照明のせいで手元が暗い」が15.7%と続きます。

一方「とくに感じない」も30.4%あり、デザイン性を追求しても、席や動線のルールづくり次第で使いやすさは十分に確保できることがわかります。

社員が本当に意見を聞いてほしいのはどんなポイントか

社員が本当に意見を聞いてほしいのはどんなポイントか

オフィス移転・改装の際、自分の意見を特に聞いてほしい項目を尋ねた調査では「レイアウト・空間スペースの使い方」が51.0%で突出して多い結果となりました。次いで「プライバシー環境」が32.4%、「コンセント」が22.6%と続きます。

デザインの見た目以上に、日々の作業効率や快適さに直結する実務的な要素ほど、社員が発言権を求めていることが読み取れます。「特にない」はわずか10.8%にとどまり、多くの社員が何らかの形で意見反映を望んでいることがこの調査結果からも裏付けられています。

おしゃれなオフィス・事務所の内装を作るメリット

おしゃれなオフィス・事務所の内装を作るメリット

おしゃれなオフィスは見た目の美しさだけでなく、企業経営におけるさまざまなメリットをもたらします。

ここでは、デザイン性の高いオフィスが企業にもたらす主なメリットをご紹介します。

企業ブランディングの向上

おしゃれなオフィスは、企業ブランディングを効果的に向上させます。

エントランスや応接スペースに企業理念やブランドカラーを巧みに取り入れたデザインを施すことで、訪問する顧客や取引先に対して、企業の先進性や信頼性を強く印象づけるきっかけとなります。

洗練されたデザインのオフィス空間は、単に「おしゃれ」であるだけではありません。

社内外に対するブランドイメージの構築に貢献し、企業の認知度向上や競争力の強化にも期待できるでしょう。

採用力の強化

魅力的なオフィス環境は、採用競争において大きな強みとなります。

特に若い世代の求職者は、給与や待遇に加えて働く環境を重視する傾向にあります。

自社のウェブサイトや採用パンフレット、SNSなどを活用したデザイン性の高いオフィスのアピールは、他社との差別化を生み、優秀な人材の獲得に繋がることが期待できるでしょう。

また、従業員が自社のオフィスに誇りを持ち、知人に紹介したくなるような環境であれば、リファラル採用を促進しやすくなります。

従業員のエンゲージメント向上

従業員が一日の大半を過ごすオフィスが快適な空間であるほど、従業員の企業への帰属意識、いわゆるエンゲージメントを育む土壌となります。

機能的かつデザイン性の優れたオフィス空間は、従業員のリラックスを促し、仕事への集中力を維持しやすくなります。

生産性と創造性の向上

デザイン性の高いオフィスは、従業員の生産性と創造性を刺激します。

集中して作業に取り組める個別ブースや、静かで落ち着いた雰囲気のワークスペースを設けることで、従業員ののびのびとした発想を促す効果が期待できます。

また、オープンなコラボレーションスペースは従業員同士のコミュニケーションを促し、部門を超えた交流から新しい視点やイノベーションが生まれやすくなるでしょう。

コミュニケーションの活性化

おしゃれなオフィスデザインは、部門を超えたコミュニケーションを促進します。

意図的に設計された共有スペースや、魅力的なカフェテリア、リラックスできるラウンジなどは、従業員が自然と集まり、会話が生まれる場となります。

普段は業務で接点のない部門の従業員同士が顔を合わせ、何気ない会話から新しいアイデアや協力関係が生まれることも少なくありません。

固定席を廃したフリーアドレス制の導入や、プロジェクトごとに柔軟にレイアウトを変更できるオフィスなども、コミュニケーションの活性化に貢献します。

おしゃれなオフィス・事務所の内装を作るためのポイント

おしゃれなオフィス・事務所の内装を作るためのポイント

おしゃれなオフィスを実現するためには、単に見た目のデザインにこだわるだけでなく、企業文化との調和や機能性も考慮した綿密な計画が必要です。

ここでは、従業員が快適に働け、かつ企業の個性を表現できるオフィス空間を作り上げるための具体的なポイントを解説します。

コンセプトの明確化

おしゃれなオフィス作りは、明確なコンセプト設定から始まります。

「どのような目的でオフィスを新しくするのか」「新しいオフィスで何を実現したいのか」といった根本的な問いかけに対する答えからコンセプトを導き出しましょう。

「コミュニケーションを活性化させたい」「企業の先進性をアピールしたい」「従業員のウェルビーイングを向上させたい」といった具体的な目的を定めることで、オフィスの方向性が定まります。

ここで定める方向性は、後のゾーニングやレイアウト、配色、素材選びといった全てのデザイン要素の指針となるため、時間をかけて丁寧に検討することが大切です。

オフィスのコンセプトの決め方について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

ゾーニングとレイアウト

機能的でおしゃれなオフィスには、戦略的なゾーニングとレイアウトが不可欠です。

ゾーニングとは、オフィス空間を用途に応じて区分けすることです。

共有スペース、ワークスペース、リフレッシュスペースなどオフィスに設けたいゾーンを洗い出し、使いやすい動線になるようにフロア内にレイアウトを行いましょう。

レイアウトの内容はオフィスのコンセプトによって大きく異なります。

おしゃれなデザインであることはもちろん、日々の業務が快適に行える機能性を実現できるようにゾーニングとレイアウトを考えましょう。

▼ 関連記事

かっこいいだけじゃダメ?機能とデザインを両立する事務所レイアウトと

配色

配色はオフィスの印象を大きく左右する重要な要素です。

採用する色によって、空間全体の温かみや落ち着きを演出できます。

室内を構成する配色には、バランス良く感じられる比率があります。

天井・壁・床に用いられるベースカラーは7割程度、家具や什器に用いられるメインカラーは2割程度、小物などに用いられるアクセントカラーは1割程度です。

ベースカラーはオフィス全体で統一されることが多いため、部屋ごとの変更は難しい場合があります。

各部屋ごとに異なる色彩効果を求めるなら、部屋のコンセプトにあったメインカラーやアクセントカラーを家具や小物に使用することで、メリハリのあるおしゃれな空間だという印象を与えられます。

素材選び

床材や壁材、天井材などの素材選びは、オフィスの雰囲気と機能性を決定づける要素のひとつです。

例えば、木の温もりを感じさせる無垢材のフローリングや、スタイリッシュでモダンな印象を与えるコンクリート打ちっぱなしの壁など、目指すオフィスのイメージに合わせた素材を選ぶことが大切です。

また素材選びにおいては、耐久性やメンテナンス性、吸音性、さらには環境への配慮といった機能面も考慮することが重要です。

特に多くの従業員が利用するオフィスでは、日々の清掃のしやすさや、長期的なコストパフォーマンスも視野に入れて素材を選ぶことで、快適でおしゃれなオフィス空間を維持しやすくなるでしょう。

家具・什器の選定

オフィス家具や什器は、デザイン性と機能性の両立が求められます。

全体のデザインコンセプトや色彩と統一感のある家具を選ぶことで、おしゃれに洗練された印象を与えることができます。

しかし、オフィス家具や什器は見た目のおしゃれさだけでなく、従業員が長時間使用することを考慮した選択が最優先です。

高さ調節が可能なデスクや座り心地の良いオフィスチェアなど、使いやすさに繋がる機能を優先したうえで、オフィスのコンセプトにあった製品を選びましょう。

照明計画

照明は、オフィスの雰囲気作りと作業効率に大きく貢献します。

適切な明るさや色温度の照明は、従業員の目の疲れを軽減し、集中力を高める効果が期待できます。

執務スペースでは作業に適した昼白色の照明を、リラックススペースでは温かみのある電球色の照明を選ぶなど、空間の用途に合わせて照明の種類を使い分けることが大切です。

グリーンの活用

オフィスに取り入れる観葉植物などのグリーンは、無機質になりがちなオフィス空間に彩りと癒やしをもたらし、従業員のストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できます。

また、植物には空気清浄効果や適度な加湿効果もあるとされており、より快適なオフィス環境づくりに貢献します。

壁面緑化やハンギングプランター、デスク上の小さな観葉植物など、おしゃれなデザインの一部としてグリーンを計画的に配置することで、心地よいワークスペースを実現できるでしょう。

オフィスグリーンについて気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

遊び心のある演出

「自社らしさ」を表現する遊び心のある演出は、記憶に残るオフィス作りに繋がります。

企業ロゴを大胆にあしらったデザインウォールや、オリジナルのアート作品の展示、ユニークな形状の造作家具などは、オフィス空間に個性と活気をもたらします。

また、従業員がリラックスしたり、コミュニケーションを楽しんだりできるような、遊び心のあるカフェカウンターやリラックススペースなどを設けるのもよいでしょう。

こうした演出は従業員の創造性を刺激するだけでなく、訪問者に対しても企業のユニークな魅力を伝える効果が期待できます。

おしゃれなオフィス・事務所の内装で失敗しないために確認したいこと

おしゃれなオフィス・事務所の内装で失敗しないために確認したいこと

オフィス移転や改装の成否は、着工前の準備の丁寧さで大きく変わります。まず取り組みたいのは、現状のオフィスに対する社員の不満を正確につかむ作業です。

現在の事務所で不満に感じている点を洗い出す

オフィス移転・改装の失敗は「何を解決するための内装工事か」が不明確なまま進めてしまうことが最大の原因です。「手狭になったから」という表面的な理由だけで動くと、新しいオフィスでも同じ不満が繰り返されかねません。

現場レベルの具体的な不満の例を「スペース・騒音・空調・衛生・動線」の5カテゴリにまとめました。

カテゴリ

典型的な不満例

スペース

会議室が足りない・収納が少ない・休憩場所がない

騒音

電話の声が筒抜け・集中できない・Web会議できる個室がない

動線

プリンター・コピー機が遠い・部署間の行き来が不便

空調

エリアによって寒暖差が大きい

その他

照明が暗い・コンセントが少ない・来客動線と社員動線が混在

特に「騒音」や「空調」の課題は、デザイン性だけでなく『パーテーションの遮音性(アルミ・スチール・造作壁の違い)』や、天井まで壁を立てることで『空調の吸込口・吹出口が遮断されないか(消防法や空調効率への配慮)』をセットで検討することが、移転後の不満を防ぐ鍵となります。

この不満リストは「今の場所で不満なこと」と「新オフィスで実現したいこと」の2つに分けて整理しておくと、業者に説明しやすくなります。

社員アンケートで現場の意見を集める

現在の事務所で不満を洗い出す具体的な手法として、社員アンケートがあります。社員アンケートを行えば、現場の不満が定量的に見えるようになります。実施タイミングは、移転計画の初期段階が最適で目安は移転6〜9ヵ月前です。

設問は、次の3軸を中心に設計します。

聞きたいこと

設問例

現状の課題

「現在のオフィスで最も不満なことは何ですか?」

改善要望

「新しいオフィスで改善してほしい点を教えてください。」

必要なもの

「新しいオフィスに導入してほしい設備・スペースを3つ選んでください。」

アンケートの結果は、部署別に集計します。すると「営業部門はオープンなコミュニケーションスペースを求めている」というように、部署ごとのニーズの差が見えてきます。アンケートから見えてくる社内の要望が、内装を設計する際の根拠になるのです。

なお「言ったのに反映されなかった」という不満も防ぎたいところです。回答をすべて採用するわけではなく、優先度と予算で選別するという方針を社員に事前に伝えておきましょう。

優先順位を決めて予算を配分する

限られた予算で最大の効果を出すには、投資先の優先順位づけが欠かせません。基準は「エリアの役割×効果の大きさ」です。予算を決めずに設計を進めると、後半で行き詰まります。例えば「エントランスに使いすぎて執務スペースを妥協せざるを得ない」というようなジレンマに陥る恐れがあるでしょう。

考え方の軸は、目に触れる場所の扱いです。来客や採用候補者の目に触れる「エントランス・応接室・会議室」は、企業の第一印象を左右します。だからこそ、このような場所はデザインの優先度が高い場所です。一方、社員のみが使う執務スペースは、装飾より使いやすさを優先します。「照明・空調・収納の質」などに絞った合理的な投資が望ましいところです。

予算と坪単価を照らし合わせ、どこまでの工事が現実的かを見極めます。業者とは早めにすり合わせておきましょう。

▼ 関連記事

おしゃれなオフィスエントランスデザインを設計する6つのポイント

おしゃれな応接室の作り方|初心者でも失敗しない5つのステップとレイアウト術

業者に伝える要件を整理する

具体的な要件や要望を持たずに内装業者との初回打ち合わせに臨むと、提案は業者の得意領域へ引っ張られやすい傾向があります。結果として、あとから「自社の課題と違った」という食い違いが生まれかねません。

業者への要件は、打ち合わせ前に文書化して整理しておきましょう。準備すべき情報は、次の5点です。

準備項目

内容例

物件情報

坪数・間取り図面・引き渡し状態(スケルトン/居抜き)・賃貸条件

目的と課題

移転理由・不満リスト・社員アンケート結果

参考イメージ

気に入った事例の画像3〜5枚(業者HPや本記事の事例から)

予算と工期

予算上限・入居予定日(工期の逆算)

基本スペック

社員数・部署構成・来客頻度・フリーアドレスの可否

要件書には「何をしたいか」だけでなく「なぜそうしたいか(背景・理由)」も添えましょう。すると、業者が意図を汲んだ提案をしやすくなります。複数部署の要望が混在する場合は「部署別の要望一覧表」を作ります。業者との認識のズレを防げます。

なお、この要件整理は「物件選定フェーズ」に内装のプロへ相談するのが鉄則です。契約後に「理想の内装にできない構造だった」「追加工事で予算オーバーした」という失敗を確実に防げます。

おしゃれなオフィス・事務所の内装工事の依頼先を選ぶ手順

おしゃれなオフィス・事務所の内装工事の依頼先を選ぶ手順

理想のおしゃれなオフィスを実現するためには、信頼できるパートナー選びが不可欠です。

企業のさまざまな要望を形にしてくれる業者を見つけるための手順を解説します。

デザイン実績がある会社を調べる

依頼先選びの第一歩は、デザイン実績の豊富な会社のリサーチです。「オフィス デザイン おしゃれ」といったキーワードでWeb検索を行い、各社のWebサイトに掲載されている施工事例を確認しましょう。

特に、自社が目指すオフィスのテイストや雰囲気に近い実績を持つ会社や、自社と同程度の規模のオフィスのデザインを手がけた経験がある会社を選ぶと、イメージの共有がスムーズに進みやすくなります。

また、オフィスデザイン会社の中には、「オフィス見学ツアー」を開催している企業もあります。実際に空間を見て体感することで、完成後のイメージがより具体的に湧きやすくなるためおすすめです。

ワクリノでも実際の事例をご覧いただけるオフィス見学ツアーを開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

複数社から見積もりを取る

候補となる会社をいくつか絞り込んだら、複数社から見積もりを取得しましょう。可能であれば3社以上から見積もりを取ることをお勧めします。その際、各社に伝える要望や条件は統一することが重要です。

オフィスの面積、必要な機能、デザインのイメージ、予算、希望納期などを具体的に伝え、同じ条件で見積もり内容を比較しましょう。これにより、各社の提案内容や費用の妥当性を客観的に判断しやすくなります。

この段階で、各社の対応の速さや丁寧さもチェックしておくとよいでしょう。

提案内容を吟味する

見積もりが出揃ったら、金額だけでなく提案内容全体を丁寧に吟味することが大切です。提示されたデザイン案が、自社のコンセプトや要望を的確に反映しているか、おしゃれなだけでなく機能性も考慮されているかといった点を確認します。

また、見積もり金額の内訳、プロジェクトのスケジュール、支払い条件などもしっかりと比較検討しましょう。

さらに、担当者が自社の話を親身に聞いてくれるか、企業文化やブランドイメージに合った提案をしてくれるか、コミュニケーションはスムーズか、レスポンスは迅速かなど、金額だけでは測れないソフト面も重要な判断基準となります。

これらの要素を総合的に評価し、信頼できるパートナーを選びましょう。

依頼する

比較検討の結果、最も自社に適した会社を選定し、正式に依頼を進めます。

この段階で、改めて契約内容、デザインの詳細、工事のスケジュール、費用の支払い方法などを確認し、双方の認識に齟齬がないようにすることが重要です。

選択した会社とは、より具体的なデザインの詰めや施工に向けた打ち合わせを重ねていくことになります。良好なコミュニケーションを保ちながら、理想のおしゃれなオフィス実現に向けた協力関係を築いていきましょう。

おしゃれなオフィスデザインの依頼先選びのポイント

数あるオフィスデザイン会社の中から、自社に最適な一社を見つけ出すことは容易ではありません。

ここでは、依頼先を選定する際に特に注意すべきポイントを挙げ、後悔のないパートナー選びをサポートします。

デザインの提案が豊富か

依頼先のデザイン提案力は、理想のオフィス実現に不可欠な要素です。おしゃれなオフィス」として提案される具体的なデザイン案が、企業の特性や目指す方向性に合致しているかを確認しましょう。

予算や物理的な制約がある場合でも、その範囲内で最大限魅力的なデザインを実現するアイデアの提示の有無が重要な見極めポイントとなります。

担当者の対応は誠実か

担当者の誠実な対応は、プロジェクトを円滑に進める上で非常に重要です。

要望や疑問に対し、分かりやすく真摯に説明してくれるか見極めましょう。限られた予算内で難しい要望に対しても、その範囲内で最善の策を一緒に考えてくれる姿勢があるかどうかも大切です。

デザインから施工までまとめて任せられるか

デザインから施工まで一貫して任せられる会社は、手間とリスクを軽減できます。

デザイン会社と施工会社が別々の場合、両者間の連携がうまくいかずに工期が遅れたり、当初のイメージと異なるオフィスが完成するリスクが生じることがあります。

その点、デザインから施工までをワンストップで提供している会社を選ぶと、コミュニケーションがスムーズに進み、責任の所在も明確になるため安心です。

おしゃれなオフィス・事務所の内装に関するよくある質問

おしゃれなオフィス・事務所の内装に関するよくある質問

最後に、内装づくりでとくに迷いやすい3つの疑問に答えます。着手前の判断材料として役立ててみてください。

事務所の内装をおしゃれにするには何から始めればよいですか?

始めるべきは、社内での方向性固めです。業者に相談する前に、まず社内で固めます。多くの失敗事例は「とりあえず業者に相談する」という順番の間違いから生まれています。最初に取り組むべきは、次の3点です。

ステップ

概要

課題リストの作成

現在のオフィスで不満に感じていることを社員アンケートも活用して洗い出す

コンセプトの言語化

「どんな会社・どんな働き方を体現したいか」を言語化する

優先順位の整理

「絶対に必要なもの」と「あれば嬉しいもの」を分けておく

この3点が揃った段階で、初めて業者に相談します。提案の精度と打ち合わせのスピードが、格段に上がります。

小さい事務所でもおしゃれな内装にできますか?

小さい事務所でもおしゃれな内装にすることは可能で、むしろ「少ない投資でコンセプトを徹底できる」という利点もあります。規模が小さめのオフィスでとくに効果を発揮する手法は、次の4点です。

項目

詳細

壁面を活用した収納・ディスプレイ

床面積を確保しながら空間に個性を出す

フェイクグリーン・観葉植物

管理コストをかけずに緑視率を高め、心理的安定効果を得る

照明の変更

ペンダントライトや間接照明を加えるだけで雰囲気が大きく変わる

コーポレートカラーをアクセントに使用

全面ではなく受付や一面の壁など1〜2ヵ所に絞って使う

大規模な工事でなくても、照明・家具・グリーンの組み合わせで空間の印象は十分に変えられます。

▼ 関連記事

【事例紹介】小規模オフィスのデザインで意識すべきポイントとは?

30坪のオフィスレイアウトを最適化するには?具体的なコツや方法を紹介

事務所の内装をおしゃれにする際に失敗しやすいポイントは何ですか?

最も多い失敗は、「見た目の良さと使いやすさのバランス崩壊」です。よくある失敗パターンは、主に4つあります。

失敗パターン

具体的な症状

動線ミス

会議室が遠い・プリンターが使いにくい場所にある

目的意識のズレ

経営層はデザイン重視・現場は利便性重視で対立する

予算配分ミス

エントランスに使いすぎ・執務スペースの質が落ちる

フリーアドレスの失敗

どこに誰がいるかわからない・荷物の置き場に困る

「空間をつくることをゴールに据えるのではなく、使われることを前提に設計する」という視点が、すべての失敗を防ぐ根本的な考え方です。

まとめ

オフィスをおしゃれにデザインする効果は、見た目の改善だけに留まりません。

企業ブランディングの向上、採用力の強化、従業員のエンゲージメント向上といった多くのメリットをもたらしますが、その実現のためには綿密なコンセプト作りと適切なデザイン、計画的な施工が必要です。

オフィス移転や改装は、企業にとって大きな投資です。

企業の基盤となるおしゃれなオフィスを理想的な形で実現するためにも、経験豊富で信頼できるオフィスデザインの依頼先を選択しましょう。

おしゃれで機能的なオフィスへの移転・改装をご検討の際には、ぜひWAKURINO(ワクリノ)までご相談ください。

「ワクリノ」

お電話:050-5785-7200(受付時間9:00〜17:00)※土/日/祝以外
メール:こちらより24時間ご相談を受け付けております。

オフィス移転・リノベーションをお考えの方必携!お役立ち資料はこちら オフィス移転・リノベーションをお考えの方必携!お役立ち資料はこちら

この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。
完全予約制!オフィス見学ツアー

お気軽にお問合せ下さい!対応地区:関東地区・関西地区・九州地区