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【事例あり】おしゃれなデザインのオフィスを作るには?依頼先の選定ポイントを解説

2025.05.30
オフィス内装

現代のビジネスシーンにおけるオフィスは、単なる作業スペースに留まりません。

企業の顔であり、従業員のモチベーションや生産性、さらには採用力にも影響を与える重要な役割を担っています。

しかし、いざ「おしゃれなオフィス」を目指そうとしても、どのような点に注意すればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、おしゃれなデザインのオフィスを作るメリットから、具体的なプランニングのポイント、さらには信頼できる依頼先の選び方まで解説します。

 

おしゃれなオフィスを作るメリット

おしゃれなオフィスは見た目の美しさだけでなく、企業経営におけるさまざまなメリットをもたらします。

ここでは、デザイン性の高いオフィスが企業にもたらす主なメリットをご紹介します。

 

企業ブランディングの向上

おしゃれなオフィスは、企業ブランディングを効果的に向上させます。

エントランスや応接スペースに企業理念やブランドカラーを巧みに取り入れたデザインを施すことで、訪問する顧客や取引先に対して、企業の先進性や信頼性を強く印象づけるきっかけとなります。

洗練されたデザインのオフィス空間は、単に「おしゃれ」であるだけではありません。

社内外に対するブランドイメージの構築に貢献し、企業の認知度向上や競争力の強化にも期待できるでしょう。

 

採用力の強化

魅力的なオフィス環境は、採用競争において大きな強みとなります。

特に若い世代の求職者は、給与や待遇に加えて働く環境を重視する傾向にあります。

自社のウェブサイトや採用パンフレット、SNSなどを活用したデザイン性の高いオフィスのアピールは、他社との差別化を生み、優秀な人材の獲得に繋がることが期待できるでしょう。

また、従業員が自社のオフィスに誇りを持ち、知人に紹介したくなるような環境であれば、リファラル採用を促進しやすくなります。

 

従業員のエンゲージメント向上

従業員が一日の大半を過ごすオフィスが快適な空間であるほど、従業員の企業への帰属意識、いわゆるエンゲージメントを育む土壌となります。

機能的かつデザイン性の優れたオフィス空間は、従業員のリラックスを促し仕事への集中力を維持しやすくなります。

 

生産性と創造性の向上

デザイン性の高いオフィスは、従業員の生産性と創造性を刺激します。

集中して作業に取り組める個別ブースや、静かで落ち着いた雰囲気のワークスペースを設けることで、従業員ののびのびとした発想を促す効果が期待できます。

また、オープンなコラボレーションスペースは従業員同士のコミュニケーションを促し、部門を超えた交流から新しい視点やイノベーションが生まれやすくなるでしょう。

 

コミュニケーションの活性化

おしゃれなオフィスデザインは、部門を超えたコミュニケーションを促進します。

意図的に設計された共有スペースや、魅力的なカフェテリア、リラックスできるラウンジなどは、従業員が自然と集まり、会話が生まれる場となります。

普段は業務で接点のない部門の従業員同士が顔を合わせ、何気ない会話から新しいアイデアや協力関係が生まれることも少なくありません。

固定席を廃したフリーアドレス制の導入や、プロジェクトごとに柔軟にレイアウトを変更できるオフィスなども、コミュニケーションの活性化に貢献します。

 

おしゃれなオフィスを作るためのポイント

おしゃれなオフィスを実現するためには、単に見た目のデザインにこだわるだけでなく、企業文化との調和や機能性も考慮した綿密な計画が必要です。

ここでは、従業員が快適に働け、かつ企業の個性を表現できるオフィス空間を作り上げるための具体的なポイントを解説します。

 

コンセプトの明確化

おしゃれなオフィス作りは、明確なコンセプト設定から始まります。

「どのような目的でオフィスを新しくするのか」「新しいオフィスで何を実現したいのか」といった根本的な問いかけに対する答えからコンセプトを導き出しましょう。

「コミュニケーションを活性化させたい」「企業の先進性をアピールしたい」「従業員のウェルビーイングを向上させたい」といった具体的な目的を定めることで、オフィスの方向性が定まります。

ここで定める方向性は、後のゾーニングやレイアウト、配色、素材選びといった全てのデザイン要素の指針となるため、時間をかけて丁寧に検討することが大切です。

オフィスのコンセプトの決め方について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

 

ゾーニングとレイアウト

機能的でおしゃれなオフィスには、戦略的なゾーニングとレイアウトが不可欠です。

ゾーニングとは、オフィス空間を用途に応じて区分けすることです。

共有スペース、ワークスペース、リフレッシュスペースなどオフィスに設けたいゾーンを洗い出し、使いやすい動線になるようにフロア内にレイアウトを行いましょう。

レイアウトの内容はオフィスのコンセプトによって大きく異なります。

おしゃれなデザインであることはもちろん、日々の業務が快適に行える機能性を実現できるようにゾーニングとレイアウトを考えましょう。

 

配色

配色はオフィスの印象を大きく左右する重要な要素です。

採用する色によって、空間全体の温かみや落ち着きを演出できます。

室内を構成する配色には、バランス良く感じられる比率があります。

天井・壁・床に用いられるベースカラーは7割程度、家具や什器に用いられるメインカラーは2割程度、小物などに用いられるアクセントカラーは1割程度です。

ベースカラーはオフィス全体で統一されることが多いため、部屋ごとの変更は難しい場合があります。

各部屋ごとに異なる色彩効果を求めるなら、部屋のコンセプトにあったメインカラーやアクセントカラーを家具や小物に使用することで、メリハリのあるおしゃれな空間だという印象を与えられます。

 

素材選び

床材や壁材、天井材などの素材選びは、オフィスの雰囲気と機能性を決定づける要素のひとつです。

例えば、木の温もりを感じさせる無垢材のフローリングや、スタイリッシュでモダンな印象を与えるコンクリート打ちっぱなしの壁など、目指すオフィスのイメージに合わせた素材を選ぶことが大切です。

また素材選びにおいては、耐久性やメンテナンス性、吸音性、さらには環境への配慮といった機能面も考慮することが重要です。

特に多くの従業員が利用するオフィスでは、日々の清掃のしやすさや、長期的なコストパフォーマンスも視野に入れて素材を選ぶことで、快適でおしゃれなオフィス空間を維持しやすくなるでしょう。

 

家具・什器の選定

オフィス家具や什器は、デザイン性と機能性の両立が求められます。

全体のデザインコンセプトや色彩と統一感のある家具を選ぶことで、おしゃれに洗練された印象を与えることができます。

しかし、オフィス家具や什器は見た目のおしゃれさだけでなく、従業員が長時間使用することを考慮した選択が最優先です。

高さ調節が可能なデスクや座り心地の良いオフィスチェアなど、使いやすさに繋がる機能を優先したうえで、オフィスのコンセプトにあった製品を選びましょう。

 

照明計画

照明は、オフィスの雰囲気作りと作業効率に大きく貢献します。

適切な明るさや色温度の照明は、従業員の目の疲れを軽減し、集中力を高める効果が期待できます。

執務スペースでは作業に適した昼白色の照明を、リラックススペースでは温かみのある電球色の照明を選ぶなど、空間の用途に合わせて照明の種類を使い分けることが大切です。

 

グリーンの活用

オフィスに取り入れる観葉植物などのグリーンは、無機質になりがちなオフィス空間に彩りと癒やしをもたらし、従業員のストレス軽減やリフレッシュ効果が期待できます。

また、植物には空気清浄効果や適度な加湿効果もあるとされており、より快適なオフィス環境づくりに貢献します。

壁面緑化やハンギングプランター、デスク上の小さな観葉植物など、おしゃれなデザインの一部としてグリーンを計画的に配置することで、心地よいワークスペースを実現できるでしょう。

オフィスグリーンについて気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

 

遊び心のある演出

「自社らしさ」を表現する遊び心のある演出は、記憶に残るオフィス作りに繋がります。

企業ロゴを大胆にあしらったデザインウォールや、オリジナルのアート作品の展示、ユニークな形状の造作家具などは、オフィス空間に個性と活気をもたらします。

また、従業員がリラックスしたり、コミュニケーションを楽しんだりできるような、遊び心のあるカフェカウンターやリラックススペースなどを設けるのもよいでしょう。

こうした演出は従業員の創造性を刺激するだけでなく、訪問者に対しても企業のユニークな魅力を伝える効果が期待できます。

 

おしゃれなオフィスデザインの依頼先選びの手順

理想のおしゃれなオフィスを実現するためには、信頼できるパートナー選びが不可欠です。

企業のさまざまな要望を形にしてくれる業者を見つけるための手順を解説します。

 

デザイン実績がある会社を調べる

依頼先選びの第一歩は、デザイン実績の豊富な会社のリサーチです。

「オフィス デザイン おしゃれ」といったキーワードでWeb検索を行い、各社のWebサイトに掲載されている施工事例を確認しましょう。

特に、自社が目指すオフィスのテイストや雰囲気に近い実績を持つ会社や、自社と同程度の規模のオフィスのデザインを手がけた経験がある会社を選ぶと、イメージの共有がスムーズに進みやすくなります。

また、オフィスデザイン会社の中には、「オフィス見学ツアー」を開催している企業もあります。

実際に空間を見て体感することで、完成後のイメージがより具体的に湧きやすくなるためおすすめです。

ワクリノでも実際の事例をご覧いただけるオフィス見学ツアーを開催しておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

 

複数社から見積もりを取る

候補となる会社をいくつか絞り込んだら、複数社から見積もりを取得しましょう。

可能であれば3社以上から見積もりを取ることをお勧めします。その際、各社に伝える要望や条件は統一することが重要です。

オフィスの面積、必要な機能、デザインのイメージ、予算、希望納期などを具体的に伝え、同じ条件で見積もり内容を比較しましょう。

これにより、各社の提案内容や費用の妥当性を客観的に判断しやすくなります。

この段階で、各社の対応の速さや丁寧さもチェックしておくとよいでしょう。

 

提案内容を吟味する

見積もりが出揃ったら、金額だけでなく提案内容全体を丁寧に吟味することが大切です。

提示されたデザイン案が、自社のコンセプトや要望を的確に反映しているか、おしゃれなだけでなく機能性も考慮されているかといった点を確認します。

また、見積もり金額の内訳、プロジェクトのスケジュール、支払い条件などもしっかりと比較検討しましょう。

さらに、担当者が自社の話を親身に聞いてくれるか、企業文化やブランドイメージに合った提案をしてくれるか、コミュニケーションはスムーズか、レスポンスは迅速かなど、金額だけでは測れないソフト面も重要な判断基準となります。

これらの要素を総合的に評価し、信頼できるパートナーを選びましょう。

 

依頼する

比較検討の結果、最も自社に適した会社を選定し、正式に依頼を進めます。

この段階で、改めて契約内容、デザインの詳細、工事のスケジュール、費用の支払い方法などを確認し、双方の認識に齟齬がないようにすることが重要です。

選択した会社とは、より具体的なデザインの詰めや施工に向けた打ち合わせを重ねていくことになります。

良好なコミュニケーションを保ちながら、理想のおしゃれなオフィス実現に向けた協力関係を築いていきましょう。

 

おしゃれなオフィスデザインの依頼先選びのポイント

数あるオフィスデザイン会社の中から、自社に最適な一社を見つけ出すことは容易ではありません。

ここでは、依頼先を選定する際に特に注意すべきポイントを挙げ、後悔のないパートナー選びをサポートします。

 

デザインの提案が豊富か

依頼先のデザイン提案力は、理想のオフィス実現に不可欠な要素です。

おしゃれなオフィス」として提案される具体的なデザイン案が、企業の特性や目指す方向性に合致しているかを確認しましょう。

予算や物理的な制約がある場合でも、その範囲内で最大限魅力的なデザインを実現するアイデアの提示の有無が重要な見極めポイントとなります。

 

担当者の対応は誠実か

担当者の誠実な対応は、プロジェクトを円滑に進める上で非常に重要です。

要望や疑問に対し、分かりやすく真摯に説明してくれるか見極めましょう。限られた予算内で難しい要望に対しても、その範囲内で最善の策を一緒に考えてくれる姿勢があるかどうかも大切です。

 

デザインから施工までまとめて任せられるか

デザインから施工まで一貫して任せられる会社は、手間とリスクを軽減できます。

デザイン会社と施工会社が別々の場合、両者間の連携がうまくいかずに工期が遅れたり、当初のイメージと異なるオフィスが完成するリスクが生じることがあります。

その点、デザインから施工までをワンストップで提供している会社を選ぶと、コミュニケーションがスムーズに進み、責任の所在も明確になるため安心です。

 

おしゃれなオフィスの施工事例

ここでは、実際におしゃれなオフィスを実現した企業の事例をご紹介します。

 

事例1:セキスイファミエス九州株式会社 様

引用元:空間に"ゆとり"と"いろどり"を

住宅リフォーム・メンテナンス業を営むセキスイファミエス九州株式会社様は、福岡支店のオフィスをリニューアル。

「会社に行きたくなるようなカフェ風オフィス」をコンセプトに、落ち着きのあるカフェ店内のようなデザインで統一しました。

オフィス全域の床にはウッドタイルを敷き詰め、温かみのある空間を演出。

黒で統一した家具や建具、随所に取り入れられた植栽や窓際に吊るされたペンダントライトにより、明るさと静けさを感じられるオフィスを実現しました。

 

事例2:株式会社イデックスオート・ジャパン 様

引用元:「シンカ」自由に働き、自分らしく働くオフィス

自動車関連事業を幅広く営む株式会社イデックスオート・ジャパン様。

「新変」「進化」「新華」の3つの”シンカ”をコンセプトに、おしゃれさを前面に出したオフィスへとリニューアルされました。

間接照明による落ち着いた空間である応接室や、地中海をイメージさせる青のデザインカーペットが敷き詰められた打ち合わせスペースなど、エリアごとにさまざまな表情を見せるオフィスへと生まれ変わっています。

 

事例3:株式会社西部技研様

引用元:“ SQUARE ” ~心地よい時間、つながりを生む場所~

空気環境創出事業を営む株式会社西部技研様のオフィスのコンセプトは「四季を感じさせる空間づくり」。

コーポレートカラーである青を基調に、自然を感じさせる個性的なスペースをデザインしました。

執務エリアには空や小川をイメージした青のカーペットを敷き詰め、コミュニケーションエリアには森の木々を連想させる緑のソファを配置。移動するごとに四季が移り変わるような視覚的な変化を与えます。

 

まとめ

オフィスをおしゃれにデザインする効果は、見た目の改善だけに留まりません。

企業ブランディングの向上、採用力の強化、従業員のエンゲージメント向上といった多くのメリットをもたらしますが、その実現のためには綿密なコンセプト作りと適切なデザイン、計画的な施工が必要です。

オフィス移転や改装は、企業にとって大きな投資です。

企業の基盤となるおしゃれなオフィスを理想的な形で実現するためにも、経験豊富で信頼できるオフィスデザインの依頼先を選択しましょう。

おしゃれで機能的なオフィスへの移転・改装をご検討の際には、ぜひWAKURINO(ワクリノ)までご相談ください。

 

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この記事を書いた人

ワクリノ編集部スタッフ
働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。
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