ワクリノ特集
オフィスの柱が気になる!デザインのポイントや有効活用方法を紹介
オフィスの柱は、簡単には変えられないことが問題点の一つです。
建物の構造上、どうしても存在する柱がデザインの制約になることがあります。
しかし、適切なデザインや工夫を施すことで、柱を目立たなくしたり、有効活用することが可能です。
この記事では、オフィスの柱をうまくデザインに取り込む方法や、具体的な柱の有効活用事例について、年間500件以上のオフィスのお悩み解決実績を持つWAKURINO(ワクリノ)が分かりやすく解説していきます。
目次
オフィスの柱は変えられない悩ましい要素の一つ
オフィスの柱は建物の構造上、重要な役割を果たしており、容易に変更できるものではありません。
そのため、デザイン上の制約として捉えられることが多いものです。
柱が目立ってしまうと、オフィス全体の美観を損なう可能性がありますが、柱を上手にデザインに取り込むことで、逆にオフィスの魅力を引き立てることができます。
たとえば、柱を壁紙で覆って周囲と調和させたり、柱自体をインテリアの一部として強調することで、デザインの一環として活用することができます。
柱を無視するのではなく、積極的に取り込むことでオフィス全体のデザイン性と機能性を高めることが可能なのです。
オフィスの柱が気になる場合のデザインのポイント
柱がオフィスのデザインにおいて気になる場合、次のようなポイントを押さえるだけで柱を効果的にデザインに取り込むことができます。
- 壁紙(クロス)を巻いて目立たせない
- 柱を造作物で隠してしまう
- 柱に見えないようにする
- 柱と柱の間のスペースを活用する
- 柱にグラフィックデザインを施す
- 柱を緑化する
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
オフィスデザインの一部に活用する
オフィスの内装デザインに合わせたカラーのクロスを使用することで、柱が周囲と調和し、自然に溶け込むようになります。
引用元:大きなワークベースを中心として周囲に多様なABWゾーニング_導入事例
柱だけ色を変えるなど、デザインアクセントとしての活用もおすすめです。
柱を造作物で隠してしまう
本棚や収納スペースを柱に取り付けることで、柱の存在を隠しつつ実用的なスペースとして利用できます。
このように、柱を造作物で隠す方法も効果的です。
たとえば、柱を囲むように棚を設置し、その中に資料や本を収納することで、柱の存在を隠しながら、オフィスの収納スペースを増やすことができます。
また、植物やアートを飾るスペースとして利用するなども有効です。
このように、柱の存在を隠しながらもオフィスの機能性を高めることができてしまうのです。
柱に見えないようにする
柱に同じ素材のパネルを貼り付けることで、壁と一体化させる方法も有効です。
柱が壁の一部のように見えるため、目立たなくなるのです。
シンプルなデザインのオフィスなどは、特に際立ったデザインやアクセントがある訳ではないので、デザインに溶け込ませるというよりは、柱が壁の一部に見えるように工夫するのがおすすめです。
柱と柱の間のスペースを活用する
柱と柱の間にできたデッドスペースを活用するのも有効です。
柱の間にデスクや椅子を配置することで、集中して作業ができるブースを作ることができますし、柱の間にソファやリラックススペースを設ければ、従業員がリフレッシュできる空間にもなります。
さらに、柱と柱の間をミーティングスペースやコラボレーションエリア(打ち合わせ用エリア、軽食コーナーなど)として活用することで、コミュニケーションを促進することもできます。
デッドスペースを有効活用することで、柱がただの障害物ではなく、実用的な空間の間仕切りとして活用できるのです。
柱にグラフィックデザインを施す
グラフィックデザインを施すことで、柱そのものをオフィス構築やブランディングなどに役立てることが可能です。
たとえば、企業理念やビジョンを象徴するグラフィックデザインを施したりすれば、
柱を企業のブランディングに活用できるでしょう。
また、各部署によって柱のグラフィックデザインを変えれば、ゾーニングもできます。
このように、柱を目立たなくしたりするのではなく、思い切って役割を持たせてしまうことも有効です。
柱を緑化する
観葉植物を柱に巻き付けたり、植物を植えたポットを柱の周りに配置することで、ナチュラルな雰囲気を持つデザイン要素の1つとして活用できます。
柱を緑化することで、オフィス内に無理なく自然の要素を取り入れることができる上、緑化により、オフィスの雰囲気が柔らかい印象になったり、働く環境の改善にもつながります。
自然との調和を感じられるオフィス環境を作りたいのであれば、柱の緑化はおすすめです。
オフィスの柱をうまくデザインし、有効活用している事例
オフィスの柱を有効活用している企業の事例を実際に見てみましょう。
事例1:柱と柱の間のデッドスペースを有効活用
株式会社新出光様のオフィスでは、柱と柱の間に集中ブースを設置することで、デッドスペースを有効活用しています。
これにより、柱が邪魔になることなく、実用的な場所を創り出すことができています。
事例2:柱をデザインアクセントに活用
株式会社イデックスオート・ジャパン様のオフィスでは、柱をビビッドな黄緑色に塗り、デザインアクセントとして活用しています。
上記画像のように、鮮やかな色彩をアクセントとして取り入れることで、オフィス全体が明るく活気のある雰囲気になっていることが分かると思います。
柱をデザインの一部として取り込むことで、オフィス全体のデザイン性を向上させ、独自性を持たせることができるのです。
また、同社では柱と柱のデットスペースの有効活用も行っています。
柱と柱の間にカウンターテーブルを設けたり、リラックススペースを作ったり、従業員がそれぞれのシチュエーションに合わせて活用できるようになっています。
このようにデッドスペースをうまく活用することができれば上記画像のように、柱が必要不可欠な存在に見えてくるはずです。
事例3:柱をウッドスタイルにアレンジ
セキスイファミエス九州株式会社様のオフィスでは、柱にウッドスタイルのクロスを貼ることで、カフェのようなオフィスデザインに調和させています。
引用元:空間に"ゆとり"と"いろどり"を
「会社に行きたくなるようなカフェ風のオフィス」というのがデザインコンセプトでしたが、柱がそれを邪魔することなく、むしろウッドクロス柄がよりカフェ感を強調しています。
このように、会社のデザインコンセプトに合わせたクロスを貼り、デザインの一部として活用することも可能です。
また、柱と柱の間にはカフェのような対面式の打ち合わせスペースを設けるなど、デッドスペースの活用もされています。
引用元:空間に"ゆとり"と"いろどり"を
邪魔に見えるオフィスの柱もデザイン次第で有効活用できる!
この記事では、邪魔になってしまいがちなオフィスの柱を有効活用するための具体的な方法について詳しく解説しました。
使い方次第ではオフィスデザインをより強調したり、アクセントとなったり、ブランディングなどの役割を担ったり、プラスの活用が可能です。
「オフィスに観葉植物を置きたいけどスペースが無い」という企業が柱の緑化によって、スペースを一切使うことなく植物をオフィスに取り入れることができたり、オフィスの課題解決のきっかけになる可能性も秘めているのです。
ぜひ、この記事でご紹介したオフィスの柱を有効活用するための方法や他社事例を参考に、柱の有効活用を検討してみてください。
もし、どう有効活用していいか分からない場合には「WAKURINO(ワクリノ)」までお気軽にご相談ください。
各オフィスデザインやご要望に沿ったご提案をさせていただきます。
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この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。