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おしゃれなオフィスデザインの事例10選!移転を成功に導くポイントと依頼先の選び方をプロが解説
近年、オフィスは仕事をするための場所ではなく、企業の成長を左右する極めて重要な経営資源と見られるようになりました。
オフィス移転やリニューアルを検討中の担当者は、何を基準にオフィスデザインを考えなければならないのか悩まれているのではないでしょうか。
この記事では、数多くのオフィスデザインを手掛けてきたプロの視点から、オフィスデザインの重要性や失敗しないための具体的なポイント、信頼できるパートナーの選び方まで、網羅的にご紹介します。
目次
オフィスデザインを重視すべき理由
なぜ今、多くの企業がオフィスデザインに投資しているのでしょうか。
それは、働く環境が社員の意欲や生産性を左右し、ひいては企業全体の成長にも深く関わってくるからです。オフィスは、単なる作業空間ではなく、企業の価値や文化を体現する重要な要素となりつつあります。
ここでは、オフィスデザインを重視し、戦略的に考えるべき5つの理由を解説します。
優秀な人材の採用と定着
少子高齢化が進む現代において、優秀な人材の確保は企業の最重要課題です。
求職者は給与や待遇だけでなく、働く環境を重視する傾向が強まっています。
魅力的で働きやすそうなオフィスは、求職者にとって大きなアピールポイントとなり、入社したいという意欲を引き出します。
また、既存の従業員にとっても、快適なオフィスは仕事への熱意や貢献意欲を高める要素となります。
毎日過ごす空間が心地よく、業務に集中しやすいと、自然と仕事への意欲や職場への愛着も育まれます。
その結果、離職率の低下が人材の定着に繋がり、企業の持続的な成長を支える基盤となります。
生産性と従業員エンゲージメントの向上
従業員が1日の大半を過ごすオフィスの環境は、仕事の質と効率に直結します。
例えば、「集中したい時は静かな個室ブース」「チームで議論する時は開放的なコラボレーションスペース」といったように、業務内容に合わせて最適な場所を選べるオフィス「ABW」( Activity Based Working)の考え方を取り入れた設計は、従業員の生産性を飛躍的に向上させます。
また、自然光が差し込む明るい空間や、適度なリフレッシュを促すカフェスペースは、心身の健康を保ち、仕事へのモチベーションを高めます。
従業員一人ひとりが活き活きと働ける環境は、組織全体のパフォーマンスを最大化します。
コミュニケーションの活性化とイノベーション創出
企業の新たな価値やアイデアは、部署や役職の垣根を越えた偶発的なコミュニケーションから生まれることが少なくありません。
オフィス内にカフェスペースやオープンなミーティングスペースを設けることで、普段は接点のない従業員同士の会話が生まれやすくなります。
そこで起こった何気ない雑談や情報交換の機会が新たなコラボレーションを生み、イノベーションの種となります。オフィスデザインは、組織に化学反応を起こすための仕掛けという側面もあるのです。
企業理念・ビジョンの浸透
オフィスデザインは、企業理念やビジョンがもつ抽象的な価値観を、空間を通じて視覚的・体感的に表現する力を持っています。
例えば、エントランスで企業の歴史や未来像を表現したり、コーポレートカラーやブランドイメージに合わせた素材・内装を取り入れたりすることで、従業員や来訪者は無意識のうちにその企業の「らしさ」を感じ取ります。
空間全体で理念を語ることで、従業員の意識内に統一された価値観が生まれ、自然と一体感のある組織文化が育まれていきます。
事業拡大や働き方の変化への対応
現代のビジネス環境は、変化のスピードが非常に速いのが特徴です。
事業の拡大に伴う人員増加や、リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドワークの導入など、企業は常に市場から求められる変化への対応を求められます。
レイアウトを柔軟に変更できる可動式の間仕切りや家具の導入や、席を固定させずに任意の場所で働けるフリーアドレス制の採用は、事業フェーズや働き方の多様化にスムーズに対応するための有効な手段となります。将来を見据えたオフィス設計は、変化に強い組織作りに必須です。
オフィスデザインを成功させる3つのポイント
目的が明確になったら、次は具体的なデザインの計画です。
おしゃれなデザインを目指すだけではなく、働きやすさや実用性を意識することで、見た目にも使い勝手にも優れた理想的なオフィスが生まれます。
ここでは、オフィスデザインを成功させるために絶対に外せない3つのポイントをご紹介します。
【ポイント1】コンセプトを定める
オフィスデザインにおけるコンセプトとは、プロジェクト全体の方向性を決める指針です。
どのような働き方ができるオフィスにしたいのか、来訪者や従業員に何を感じてほしいのかなど、新オフィスを作る目的を明確に言語化しましょう。
例えば、「若手エンジニアが創造性を発揮し、イノベーションを生み出す秘密基地」や「お客様に信頼感と安心感を与える、上質で誠実な空間」といった具体的なコンセプトを定めることで、デザインの方向性が明確になり関係者全員が同じゴールを目指して進むことができます。
【ポイント2】従業員の声をヒアリングする
どれほど美しいデザインでも、実際に働く従業員にとって使いにくいオフィスでは移転する意義がありません。
「デザインは良いけれど収納が足りない」「Web会議の声がうるさくて集中できない」といった失敗は、従業員の視点が欠けている場合に起こりがちです。
こうしたトラブルを回避するためにも、プロジェクトの初期段階でアンケートやワークショップを実施し、従業員の声を丁寧にヒアリングしましょう。
現在のオフィスの問題点や新しいオフィスで実現したいことを洗い出すことで、移転と同時に現場の課題を解決できます。
また、早期に従業員を巻き込むことで、新しいオフィスへの愛着を育みエンゲージメントを上げる効果も期待できるでしょう。
【ポイント3】エリア分けと動線作り
機能的なオフィスを作るためには、戦略的な「ゾーニング(エリア分け)」が欠かせません。オフィス全体を、以下のような目的別のエリアに分割してレイアウトを考えましょう。
- 執務エリア:従業員が日常的に業務を行うためのエリア
- 集中ゾーン: 高い集中力が求められる個人作業のための静かなエリア
- コラボレーションゾーン: チームでの議論や共同作業を活発に行うエリア
- コミュニケーションゾーン: 部署を超えた交流を促すカフェやリフレッシュスペース
- そして、ゾーニングと同様に重要なのが、動線計画です。
集中ゾーンのすぐ隣を多くの人が行き交うようなレイアウトを避け、コミニュケーションゾーンにはオフィス内を歩き回る回遊性のある動線を盛り込むなど、各ゾーンに求められる役割を最大限発揮できる動線設計が求められます。
オフィス改装・移転の進め方について気になる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
おしゃれなオフィス内装事例9選|デザインのコツや依頼のポイントも解説
オフィスデザインの依頼先を選ぶ手順
理想のオフィスを実現するためには、コンセプトや想いを形にしてくれる信頼できるパートナー選びが不可欠です。
ここでは、自社に最適なオフィスデザイン会社を選ぶための手順とポイントを解説します。
オフィスデザイン会社を調べる
まずは、どのようなオフィスデザイン会社があるのかを調べましょう。
オフィスデザインを手掛ける会社は、全国展開する大手から、特定の地域に根差した地元密着型などさまざまです。
また、IT企業のオフィスが得意、クリニックの内装に強いなど、会社ごとに得意な分野やデザインのテイストがあります。
多くの会社は自社の施工事例を公開していますので、会社のウェブサイトで実際に手かげたオフィスのデザインを確認し、自社のイメージや業種に近い実績が豊富かどうかをチェックしましょう。
依頼先を選ぶ際におすすめなのは、設計デザインから内装工事、家具の選定、引越しまでをワンストップで対応してくれる会社です。
複数の業者に分離発注すると、責任の所在が曖昧になったり、業者間の連携不足でトラブルが発生したりしがちです。
その点、ワンストップで対応する会社は窓口が一本化されますので、担当者との連携がスムーズになります。社内の負担をできるだけ少なくしながら、計画をスムーズに進めたいときには、すべてを一括で任せられるパートナーを選ぶのが安心で効率的です。
信頼できる会社を見極める
候補となる会社を数社に絞り込んだら、いよいよ実際にコンタクトを取り、具体的な提案を依頼するフェーズに入ります。
この比較検討の段階で、真に信頼できるパートナーかどうかを見極めるために、いくつかの重要な視点を持つことが大切です。
第一に、実績や事例の豊富さです。
複数の施工実績を持っていることはもちろん、自社の要求に近い実績があることも選定の大きな条件になります。
また、提案の際に、過去の事例が抱えていた課題に対する解決方法をどう解決したのか、論理的に提示できる会社は信頼できます。
第二に、担当者のヒアリング力です。
依頼主の要望の背景にある本質的な課題を深く掘り下げ、時には依頼主が気付いていない新たな視点を提示してくれる担当者は、最高のパートナーになる可能性があります。
第三に、コンセプトに沿った提案力です。
依頼主の定めたコンセプトを正確に理解した上で、それを超えるような創造的かつ実現可能な提案をしてくれるかが重要です。
最後に、見積もりの透明性です。
何にどれくらいの費用がかかるのかが、明細が記載されていることを確認しましょう。誠実な会社であるほど透明性が高く、わかりやすい見積もりを提示してくれます。
相談から完成までの一般的な流れを理解する
実際に相談してからオフィスが完成するまで、どのようなステップで進むのかを知っておくと安心です。一般的な流れは以下の通りです。
- 要件整理・ヒアリング: 目的、予算、スケジュールなどの要望を業者へ伝える。
- 会社選定: 提案内容や見積もりを比較し、依頼先を決定する。
- 設計・デザイン: 具体的なレイアウト、内装、素材、色などを決定していく。
- 施工(工事): 設計図面に基づいて内装工事を行う。
- 引渡し・アフターフォロー: 完成したオフィスの最終チェックを行い、引渡し。
プロジェクトの規模にもよりますが、相談から完成までは数カ月、長い場合には半年から1年程度かかることもあります。
検討中に方針が変わり、施工完了までの期間が延びる場合もありますので、余裕を持ったスケジュールでプロジェクトを進行しましょう。
おしゃれで機能的なオフィスデザイン事例10選
ここでは、WAKURINOが手掛けたおしゃれで機能的なオフィスデザインの事例を10件ご紹介します。
事例1:株式会社イデックスオート・ジャパン 様
自動車関連事業を幅広く営む株式会社イデックスオート・ジャパン様。
「新変」「進化」「新華」の3つの”シンカ”をコンセプトに、利便性の向上と華やかなおしゃれさを前面に出したオフィスをデザインしました。
「狭くて働きづらい」「集中して働く場所がない」といった意見をデザインに取り入れ、従業員の働きやすさを実現するオフィスに。
応接室、集中ブース、コミュニケーションスペースなど、エリアごとに異なる表情を見せるオフィスへ生まれ変わりました。
事例2:株式会社ゼンリン 様

地図データを活用した事業を展開する株式会社ゼンリン様。
博多駅イーストプレイス(旧ゼンリン福岡ビル)を拠点とするゼンリングループ各社が共有できるコミュニケーションスペースをデザインしました。
COMMUNICATION・CONCENTRATE・FLEXIBILITYの3つを軸に、各エリアのデザインは可変性を重視。自由にレイアウトを変更できるイス・机を採用し、幅広い用途での利用を可能としました。
座り心地のいいベンチ席は、時には休憩、時には打ち合わせと活用方法もさまざま。グループ各社のメンバーが気軽に集まり交流するマグネットスペースとして、生産性向上やメンタルヘルス改善に寄与しています。
事例3:セキスイファミエス九州株式会社 福岡支店 様

住宅リフォーム・メンテナンス業を営むセキスイファミエス九州株式会社様は、福岡支店のオフィスをリニューアル。シーンごとに選択できる異なる表情のスペースをデザインしました。
執務スペースは「会社に行きたくなるようなカフェ風オフィス」をコンセプトに、静かなカフェ店内のような落ち着きを演出。
モノトーン調のシンプルな個室ブースは、Web会議や商談、個人面談のようなフォーマルなコミュニケーションに適した空間となっています。
事例4:日本プライ株式会社 様

自動車関連部材品等の企画販売業を営む日本プライ株式会社様。オフィス全体をモノトーンを基調としたデザインに統一し、質実剛健な企業イメージの浸透を図りました。
ガラスの間仕切りや白黒ベースのカーペット、金属製のイス・テーブルなどふんだんに取り入れ、機能性の高さを追求する社風を表現しています。
事例5:株式会社西部技研様

空気環境創出事業を営む株式会社西部技研様。コーポレートカラーである青を基調に、豊かな自然を感じられる個性的なデザインのオフィスを創り上げました。
執務エリアには空や小川をイメージした青のカーペット、コミュニケーションエリアには森の木々を連想させる緑のソファを採用。四季の移り変わりを視覚的に体験できるような色使いが特徴のオフィスです。
事例6:有限会社アドファクトリーハーツ 様
広告宣伝全般に関する企画戦略立案、広告制作を手がける有限会社アドファクトリーハーツ様。無骨なインダストリアルデザインと自然に囲まれたナチュラルデザインを融合させた、こだわりのフルリノベーションを実施しました。
来訪者を迎える玄関は、奥行きのある土間(DOMA)風にアレンジ。部屋の間仕切りには摺りガラスを採用し、空間の広さを演出します。
小上がりの先のワークスペースには、中央にグリーンを配置した三角の造作テーブルを採用。その他、ふんだんに木目をあしらった家具が伝統性を感じさせながらも、規則性のないランダムなデザインが自由でクリエイティブな社風を表現しています。
事例7:有限会社ガリレオクラブ 様

音響効果とスタジオ録音業を営む有限会社ガリレオクラブ様。クリエイティブな業界らしい、さまざまな表情を見せるオフィスデザインに仕上がっています。
来訪者を迎えるのは、自社ロゴが刻印されたスタイリッシュなガラスパーティション。
社外との打ち合わせやミーティングに活用できるフリースペースには、ゆったりとしたファミレス風テーブル、カフェ風のシングル席や、コンパクトにまとめられるテーブルセットなど個性豊かな什器が配置されています。
事例8:九州SSK株式会社 様

自動車部品・用品及び自動車整備工具の販売を営む九州SSK株式会社様。長年活用していなかったスペースを「研修室」、「応接室」へリノベーション。
研修室にはコーポレートカラーであるビビッドなブルーとイエローを盛り込み、意欲を駆り立てる視覚的効果を演出しています。
応接室は一転して、ダークブラウンや黒を基調とした固めの空間に。
壁面やテーブルの木目や、黒を基調としたカーペット、革張りの椅子からは、重厚な企業の姿勢を感じられます。
事例9:昌栄機工株式会社 様

ガス配管部材卸業を営む昌栄機工株式会社様。「クリエイティブな発想を促せる空間」をコンセプトに、機能性を重視したMTGルームをデザインしました。
ハイデスクとバランスチェア、ファミレスブースとハイスツールなど、多彩なバリエーションの什器を導入。11坪のオフィスながら、従業員自身が働く場所を選択し、アクティブな発想を刺激できる空間を創り上げました。
事例10:弁護士法人セラヴィ 様
弁護士法人セラヴィ様のオフィスデザインのコンセプトは「ラグジュアリーな弁護士事務所」。
過度な装飾のない家具やアルミ製パーティションを採用し、シンプルで気品を感じられるデザインで統一しました。
また、デスクから外の眺望を感じられる大きな窓、採光性を高めるガラスの間仕切りは、開放感を生みスタッフのメンタルヘルスを向上させます。
まとめ
オフィスデザインは、単に内装を新しくすることではありません。
優れたオフィスデザインは生産性やエンゲージメントの向上、採用力の強化といった形で、企業に大きなリターンをもたらす投資であるといえます。
自社の理念を理想的な形で実現し、会社を大きく飛躍させる推進力とするためにも、経験豊富で信頼できるオフィスデザイン会社への依頼を検討しましょう。
デザイン性に優れたオフィスへの移転・改装をご検討の際には、ぜひWAKURINO(ワクリノ)までご相談ください。
「ワクリノ」
お電話:050-5785-7200(受付時間9:00〜17:00)※土/日/祝以外
メール:こちらより24時間ご相談を受け付けております。
この記事を書いた人
- ワクリノ編集部スタッフ
- 働き方の進化をコンセプトに、オフィス改善のコンセプト設計から、効率的な運用設計、レイアウトプランニングなど、オフィスの新しい”働きやすさ”と“生産性の向上”を創造し提案していきます。




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